留学はカナダがおすすめな6つの理由
①ビザを取得しやすい
公立のカレッジ・大学を修了すると「Post Graduation Work Permit」という就労ビザが取得できます。2019年(約33万人)、2020年(約34万人)、2021年(約35万人)という移住者受け入れ計画の目標が敷かれるほど外国人に寛容です。
②アクセントの少ないカナダ英語が身につく
カナダは、地域ごとの発音の差が少ないといわれています。訛りの少ないキレイな英語が身に付く点はカナダ留学の大きな魅力の一つです。標準的な発音が身に付いていることは、グローバルコミュニケーションにおいても大いに役立つでしょう。
③人気の観光スポットが多数ある
カナダには人気の観光スポットが豊富です。世界屈指の瀑布ナイアガラの滝や紅葉の季節に訪れたいメープル街道、美しいオーロラを高確率で鑑賞できるイエローナイフなど目白押しです。他にも、ロッキー山脈に囲まれたバンフ国立公園では、スキー、カヌーやラフティングなど大自然の中でのアクティビティが楽しめます。また、隣接するアメリカやメキシコの観光地やリゾートに旅行しやすいのもメリットの一つでしょう。
④治安がよい
経済平和研究所の調査『世界平和度指数(GPI: Global Peace Index)2019』で、カナダは163の国と地域の中で第6位にランクインしています。英語圏ではニュージーランドに次いで平和度指数が高い(治安の良い)国という結果でした(比較情報:イギリス45位、アメリカ128位)。
⑤さまざまな国の人と出会える
カナダは多民族国家で、外国人でも違いが受け入れられる環境が根付いているため、つたない英語でも丁寧に接してもらえることが多いでしょう。公用語は英語(第一言語率:約6割)とフランス語(第一言語率:約2割)です。また、中華系移民も多く、マルチな文化が共存しています。
⑥日本人が多い
2019年10月時点での在留邦人数は73,571人と、世界的にも日本人が多く暮らしている国です。万が一、何か困ったことが起きても日本人の助けを借りやすい環境があります。
カレッジや大学入学に必要なIELTSスコア
カナダには、カレッジ(専門学校)と大学(すべて公立)があります。それぞれで必要とされるIELTSアカデミックのスコア目安をご紹介します。必要なスコアは大学・学部によって異なるため、必ず大学ホームページを参照してください。
私立カレッジ入学のIELTSスコア
アカデミックで5.5以上が目安です。
例:
グレイストーンカレッジ: IELTS4.0~6.5以上(専攻により異なる)
公立カレッジ入学のIELTSスコア目安
アカデミックで6.0~6.5が目安です。
例:
センテニアルカレッジ:IELTS6.0以上(全セクションで5.5以上)
ジョージブラウン・カレッジ:IELTS6.0以上(全セクションで5.5以上)
大学入学に必要なIELTSスコア
アカデミックで6.0~6.5以上が目安です。
例:
トロント大学:IELTS6.5以上(全セクションで6.0以上)
ブリティッシュコロンビア大学:IELTS6.5以上(全セクションで6.0以上)
カナダへの永住に必要なIELTSスコア
カナダへの永住申請にはいくつかの種類があるので、主要なものそれぞれの英語力の要件をご紹介します。
永住権取得の条件になるCLBスコアとは?
永住権申請の際は、IELTS(ジェネラルテスト)のスコアが必要です。そのスコアをCLB(Canadian Language Benchmark)スコアに換算して審査が行われます。
熟練労働者プログラム
熟練労働者プログラム(FSW:Federal Skilled Worker Program)は、管理職、専門職、技術職のいずれかで過去10年以内に1年以上の就業経験が必要です。FSWには、CLB7以上が必要です。IELTSのスコアに換算すると全セクション6.0以上に値します。
カナダ経験クラス
カナダ経験クラス(Canadian Experience Class)は、過去3年以内で1年以上のカナダでの勤務経験があることが要件です。3つのレベルごとに必要なIELTSスコアを紹介します。また、スキルレベルに関する詳細は、移民局ホームページを参照してください。
・スキルタイプ0(管理職)またはレベルA(専門職)
CLB7以上が必要です。IELTSに換算すると全セクション6.0以上に相当します。
・スキルレベルB(技術職)
CLB5以上が必要です。IELTSに換算すると、リスリング5.0、リーディング4.0、ライティング5.0、スピーキング5.0が求められることになります。
まとめ
IELTSで一定スコアを取得しておけば、カナダでは留学、就業や永住も可能です。大自然を満喫できる名所も多く、治安もいいので安心して学べる環境があります。外国人が足を踏み入れても、優しく尊重されるお国柄は魅力的だといえるでしょう。