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『英語4技能試験』と言っても、その試験によって、出題内容や形式はさまざまです。やみくもに勉強するのではなく、IELTS独自の出題内容や形式を把握するといった事前準備を十分に行ったうえで、学習のコツを掴むことが高スコアへの近道です。
どちらの方式で受験しても試験内容、試験時間、質問タイプ、対面式スピーキングテスト、採点基準、成績証明書は同じです。ご自身にあった方式をお選びいただけます。
ペーパー版:ライティング、リーディング、リスニング(スピーキングテストは同日午後、各自で指定された時間)
コンピューター版:リスニング、リーディング、ライティング、リーディング(スピーキングテストは同日午前または午後、各自で指定された時間)
アカデミックとジェネラル・トレーニングで問題は共通です。
4つのパートに分かれています。音声は一度だけ流されます。さまざまな登場人物の会話やネイティブスピーカーのアクセントが使用されます。
パート 1: 日常生活における2人の人物による会話 (宿泊施設の予約など)。
パート 2: 日常生活におけるモノローグ(例 地域の施設に関する描写、または会議の食事の手配に関する説明など)。
パート 3: 教育や研修現場での最大4人の会話(例 課題を議論し合う大学教授と学生、またはプロジェクトを計画するグループ内での議論)。
パート 4: 学術的なテーマに関するモノローグ (例 大学の講義)。
アカデミックとジェネラル・トレーニングで問題は共通です。
個室で試験官と1対1の対面です。
スピーキングテストの内容は3つのパートで構成されています。
パート1: 自己紹介とインタビュー(4~5分)
試験官の自己紹介、パスポートのチェック、本人確認が行われます。試験官は身近なテーマ(家族、仕事、研究、興味など)に関して一般的な質問をします。
パート2: スピーチ(3~4分)
試験官からタスクカードが渡され、準備時間1分が与えられます。タスクカードには特定のテーマとスピーチでカバーできるポイントが書かれています。鉛筆と紙が渡されるのでメモをとることが出来ます。準備時間が終わったら、テーマについて1~2分間で話します。その後、試験官が1つか2つの質問をします。
パート 3: ディスカッション(4~5分)
試験官はパート2のテーマに関連した質問をします。受験者は一般的な問題や意見を述べる機会が与えられます。
3つのセクションに分かれており、各セクションには長文が一つ含まれています。
リーディングテストの文章はすべて実際に使用されている書籍、雑誌、新聞からの抜粋です。 テーマは、専門家向けではなく、専門知識を有しない一般向けの内容です。また、幅広い学術的な事柄のため、高スコアを取るために専門知識は必要ありません。リーディングテストの文章は、大学または大学院に進学する方、または就労を希望する受験者にも適した内容です。
リーディングテストの文章は、説明的で事実を述べるものから、推論的で分析を要するものまで様々です。文章には、表、グラフ、イラストなどの非言語的な要素が含まれる場合があります。文章に専門用語が含まれる場合、簡単な注釈がつけられます。
セクション1: 2〜3の短い事実に即した文章から出題されます。そのうちの1つは複数の文章が混合されています(例えばホテル広告など、テーマに関連した6〜8の短い文章で成り立っています)。テーマは、英語圏の国での日常生活に関するものです。
セクション2: 仕事関連(例:応募、会社の方針、賃金と就業条件、職場施設、職員の育成とトレーニング)に焦点を当てた2つの短い文章から出題されます。
セクション3:一般的なトピックを扱った、比較的長めで複雑な文章から出題されます。
どのセクションも、実際に使用されている掲示や、広告、会社のハンドブック、公的文書、本、雑誌、新聞などからの文章の抜粋です。
問題タイプ:
選択肢問題
情報を識別する
見出しの選択
情報・内容の一致
章、要約などの完成 など
2つのパートに分かれています。タスク1 とタスク2 に対する解答は、アカデミックか つ セミフォーマルかつニュートラルな文体で記述する必要があります。
タスク1: グラフ、表、図を提示され、情報を要約して自分の言葉で説明するよう求められます。データの選択と比較、プロセスの説明、オブジェクトの説明、または何かがどのように作用するかを説明します。
タスク2: 意見、論点、問題についてエッセイを書くことを求められます。問題は、学部や大学院に進学したり、職業登録を希望する受験者向けの一般時事で、容易に理解できる内容です。
2つのパートに分かれています。一般時事がテーマです。
タスク1: 与えられた状況にあわせて、情報を要求したり、状況を説明する手紙を書くように求められます。手紙は、個人的なものである場合もあれば、セミフォーマル、フォーマルな文体を求められる場合があります。
タスク2:意見、論点、問題についてエッセイを書くように求められます。エッセイは、アカデミックライティング・タスク2と比較すると、個人的で、改まった文体は求められません。
IELTSの問題形式に慣れるためには、練習問題を解くことをおすすめします。サンプル問題を紹介しているので、本番前に確認しておきましょう。
テスト形式、各パートの所要時間や回答方法、対策アドバイスについては、IELTSサポートツールをご覧になるとよくわかります。
質問形式がわかったら、実践してみましょう。特に独学が難しいライティング、リーディング、スピーキングでは練習し、回答を提出するとスコアアップに役立つフィードバックを得られます。
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