①本場のイギリス英語に触れられる
イギリス留学では、日々の生活のなかで美しい発音で品のあるブリティッシュ・イングリッシュ(イギリス英語)に触れることができます 。世界の国際会議やヨーロッパ各国の企業においても、イギリス英語が広く用いられているため、将来国際的な仕事をしたいと考えている人は、 イギリス英語を学ぶべきだといえるでしょう。
②世界トップレベルの教育を受けられる
イギリスはヨーロッパを代表する教育大国としても知られており、世界トップレベルの素晴らしい教育環境が整っています。イギリスの世界大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ(QS)」の世界大学ランキング(2019年)によると、日本の大学はわずか5校しかランクインしていないのに対し、イギリスは18校もの大学がランクインしています。
③語学留学をする日本人が比較的少ない
イギリスには、日本人留学生の数が比較的少ないこともメリットのひとつです。一般社団法人海外留学協議会の『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査2019』によると、日本人留学生の数は、アメリカが17,894人、オーストラリアが17,076人、カナダが12,573人、イギリスが6,648人でした。つまり、イギリスに留学する日本人の数は、アメリカやオーストラリアの2分の1以下ということになります。
<おもな留学先と留学生数(2019年度)>
アメリカ 17,894人 オーストラリア 17,076人 カナダ 12,573人 イギリス 6,648人
日本語を話す機会が少ない環境で学習すれば、より効率的に英語を身に付けることができます。
④過ごしやすい気候である
イギリスにも日本と同じような四季があるのをご存知でしょうか。しかも、イギリスの場合は梅雨や台風のシーズンがない他、偏西風の影響で夏でもエアコンなしでも快適に過ごすことができます。
また、冬に関しても北海道のような寒さはありませんので、日本よりも過ごしやすい気候だといえるでしょう。
⑤イギリス観光や文化を体験できる
ヨーロッパ北部に位置する島国として、独自の歴史・文化を育んできたイギリス。各都市には歴史的な建造物も数多く残っているため、深い歴史を肌で感じながら勉学に励むことができます。
またイギリスは、世界中のあらゆる国と地域から人々が集う多民族国家です。各国の文化や風習、信仰に触れられるのはもちろんのこと、多民族国家ならではの多様性を尊重する精神を学ぶ機会にも恵まれるはずです。
⑥留学後にイギリスで働くこともできる
留学期間を終えた後もIELTSスコアなどの条件を満たせば、就労ビザを申請してそのままイギリスで働くことも可能です。イギリスは経済が安定しているため仕事が探しやすく、給与水準も日本より高めです。在学中に英語力やその他のスキルをしっかりと磨いておけば、可能性を大きく広げることができるでしょう。
「IELTS for UKVI」と通常版「IELTS」の違い
通常のIELTSとは別に「IELTS for UKVI(UK Visa and Immigration)」というテストがあり、イギリスの各種ビザ申請にスコアが必要になるケースがあります。
すべてのイギリス留学のケースでIELTS for UKVIが必要というわけではありません。必ずイギリス移民局や大学のWebサイトを確認してください。
通常のIELTSと同様に、IELTS for UKVIにはアカデミックとジェネラルがあります。内容、難易度、採点方法などは全て通常版IELTSと同じです。
IELTS for UKVIの成績証明書には「ビザ申請用のIELTSを受験した」という文言が記されます。
IELTS for UKVIの受験料
29,400円(税込)
通常のIELTSは、コンピューター版が26,400円(税込)、ペーパー版が25,380円(税込)です。
IELTS for UKVIのお申し込み
日本では、東京・大阪のみ実施しています。お申し込みはこちらから。
イギリス留学に必要なIELTSスコア
イギリスの主な大学・大学院へ留学する際に求められるIELTSのスコアをまとめました。必要になるスコアは学部などによって異なるので、必ず留学大学先のWebサイトを確認してください。
大学に必要なIELTSスコア
オックスフォード大学7.0~
ケンブリッジ大学7.0~
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン6.5~
エディンバラ大学6.5~
マンチェスター大学6.0~
リーズ大学6.0~
大学院に必要なIELTSスコア
オックスフォード大学 大学院7.5~
ケンブリッジ大学 大学院7.0~
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン大学院6.5~
エディンバラ大学 大学院6.5~
マンチェスター大学 大学院7.5~
リーズ大学 大学院6.5~
まとめ
イギリス留学では事前にIELTSを受験しておく必要がありますが、必要なスコアさえ取ってしまえば、過ごしやすい環境で本場の英語を学べるという大きなメリットがあります。また、IELTSのスコアがあれば卒業後の就労ビザ申請も有利になりますので、より自分の可能性を広げることができるでしょう。