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※本記事は2022年2月16日に実施したオンラインイベントを元に作成した記事の「後半」です。

▼前半はこちらから

高校生にはIELTSがおすすめ!国内・海外大学受験に役立つメリット

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後半では、現役大学生の皆さんが紹介してくれたIELTSの勉強法をご紹介します。

リスニング勉強法

① シャドーイングをする

聞こえた英語を影(シャドウ)のように追いかけて発音する方法です。聞き取れなかった単語やフレーズをあぶり出し、聞き取れるようになるまでトレーニングをします。

② 音読をする

自分が発音できない単語を聞き取ることは難しいです。音読を通してさまざまな単語やフレーズの発音を理解しておくことで、リスニング力アップが見込めます。

③ 長い英語を聞く

TED Talksなどを聞いて、長い英語を集中して聞く力を鍛えます。

リスニング試験本番で役立つアドバイス

IELTSリスニングテストでは、音声が流れる前の時間で設問に目を通しておきましょう。どこが穴埋めになっているかなど、集中して聞くべき個所を把握しておくことで、解答しやすくなります。

リーディング勉強法

① 効率よくボキャブラリーを増やす

1つの単語を覚える際は、同義語、対義語、類義語も一緒に覚えることをおすすめします。IELTSでは、設問で使われている単語とは別の単語(同義語や類義語)がパッセージ内で使われていることがあるからです。

また、ライティングやスピーキングテストでは、設問を別の表現に言い換えたほうが高得点を狙えます。

② 新聞や雑誌を読む

IELTSのリーディングパッセージでは、一般的な社会問題や時事ネタが取り扱われます。英語の新聞や雑誌などで使われる単語やフレーズに慣れることで、IELTSリーディング対策に繋がります。

③ 「スキミング」と「スキャニング」を身につける

文章にさっと目を通して概要をつかむことを「スキミング」、文章から特定の情報を読み取ることを「スキャニング」といいます。

IELTSの過去問を解く際は、まずパッセージにさっと目を通してキーワードに印をつけ(スキミング)、設問を読んだ後に答えとなる箇所を抜き取る(スキャニング)練習をしましょう。

リーディング試験本番で役立つアドバイス

アカデミック・モジュールには3つのリーディングパッセージがあり、後半になるにつれて難易度が上がると言われています。1つ目のパッセージに時間をかけすぎないようにしましょう。

ライティング勉強法

① 要約を書く

新聞、雑誌、Web記事などを読み、内容を自分の言葉で言い換えて要約する練習がおすすめです。

② エッセイの書き方を身につける

英語のエッセイでは、最初に結論を書き、続いていくつかの理由を述べ、最後に改めて結論を書く、というフォーマットが決まっています。正しいエッセイの書き方を知っておきましょう。

とくに海外の大学を志望している人はエッセイが必須になります。暗記した内容を書くのではなく、自分の言葉で答えることが求められます。作文力があるとスピーキング力も上がるので、エッセイ対策は英語4技能試験対策の肝になります。

ライティング試験本番で役立つアドバイス

ライティングテストのタスク1では、グラフや図表から読み取った情報を説明します。そのため、使う単語がある程度決まってきます。 “increase”や”skyrocket”など、グラフや図表を説明する際に使える単語やフレーズをおさえておきましょう。

タスク2では、環境問題やジェンダーギャップなどに対する自分の意見が問われます。さまざまな社会問題について普段から考える癖をつけておくと、本番でも自分の意見を述べやすくなります。

スピーキング勉強法

① よく使うフレーズをおさえておく

英語を話す際は、コロケーション(よく使われる単語の組み合わせ)を自分の中にたくさんストックしておくことが大事です。高校生であれば、日々単語や文法の勉強をしていると思います。あとはそれらをどのように繋げて使うのかを感覚として身につけておくと、実際に話すときも言葉がパッと出てくるようになります。

② ネイティブの先生にお願いする

IELTSのスピーキングテストの練習は、IELTSに詳しいネイティブの先生と行うことが最も効果的です。できればIELTSに詳しいネイティブの先生にスピーキングの質問を投げかけてもらい、答える練習をすることが望ましいです。

スピーキング試験本番で役立つアドバイス

スピーキングテストでは、出題されるトピックがある程度決まっています。過去問などを参考に話す内容を想定しておくと、本番も焦らずに解答できるはずです。

IELTS対策におすすめのコンテンツ

現役大学生が高校生の頃に使っていたコンテンツをご紹介します。

BBCニュース:リスニング対策には「6 Minutes English

TED Talks:通学の電車やバスの中で聞いていた

The Economist(雑誌):図書館に置いてある場合もあるので要チェック

▶YouTube:字幕が付いている動画を見て、わからない単語は後で調べていた

IDP公式YouTubeチャンネル】ではIELTSエキスパートによるスコアアップの為のアドバイスや、バンドスコア別スピーキングテストの様子、コンピューター形式の試験のサンプル画面などお役立ちコンテンツが無料でチェックできます。

TOEFL iBTとIELTSの違いについて

花恵さん:TOEFLはリスニング力が問われる試験です。ライティングもスピーキングも、リスニングとして聞いた音声をもとに、解答をまとめてアウトプットするからです。リスニングやノートの取り方に自信がない方は、IELTSのほうが受けやすいと思います。

また、私はIELTSの対面形式のスピーキングテストのほうが上手く話せると感じました。IELTSのスピーキングテストは試験官と対面形式で行われますが、TOEFLのスピーキングテストは吹き込み形式です。

吹き込み形式には制限時間があるので、時間内に言いたいことを言いきれなかった場合は減点になります。あと、吹き込み形式では試験官と会話をすることができないので、柔軟性に欠ける気がしました。

TOEFLは英語力を測る試験であると同時に、海外の大学の授業についていけるかどうかを測る試験でもあるため、アカデミックな単語やトピックも多く出題されます。ですので、日本語で教育を受けてきた人にとってはIELTSのほうが理解しやすいかもしれません。

大学によっては、出願にIELTSしか使えなかったり、逆にTOEFLしか使えなかったりする場合もあるので、よく調べてみてください。

TOEFL iBTの特徴

・リスニング力が軸となる

・スピーキングテストが吹き込み形式

・英語で授業を理解する力が試される

英検とIELTSの違いについて

麗さん:IELTSのリーディングパッセージは長く、設問数も多いので、先に設問を読むと解答しづらい気がします。一方で英検は1つのパッセージに対する設問数が少ないので、先に設問を読んでおくと解きやすい、など対策面での違いはありますね。

ただし、英検もIELTSも同じ「英語」という言語なので、そこまで差はないと思います。英検とIELTSでボキャブラリー対策に違いはありませんでした。

英検の特徴

・パッセージに対する設問量が少なめ

・ボキャブラリー対策はIELTSと変わらない

まとめ

REDWOOD English Schoolでも講師を務める現役大学生の皆さんから貴重なアドバイスをいただくことができました。ぜひ本記事で紹介した勉強法やおすすめコンテンツを使って、IELTS対策をしてみてください。

IDPでは今後も高校生に向けたお助けコンテンツを配信していきます。お楽しみに!