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高校生におすすめの「IELTS」とは?

IELTS(International English Language Testing System)は、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダを含む英語圏の国に留学や移住を希望する人の英語力を測る英語4技能試験です。

世界中で年間350万人が受験しており、140ヵ国、1万以上の大学等の機関で「英語力の証明書」として認められています。近年は日本の大学入試でもIELTSを活用できるケースが増えており、高校生の受験希望者も年々増加しています。

高校生がIELTSを受験する5つのメリット

数ある英語4技能試験の中でIELTSを受験した際に得られる5つのメリットをご紹介します。

①日本国内の大学入試に活用できる

近年、大学の「一般入試」「指定校推薦」「公募推薦・総合型選抜」でIELTSのスコアを活用できるケースが増えています。国内大学の一般選抜でIELTSを活用できる割合は82%*に上っており、今後も増加することが予想されます。

IELTSスコアの活用例

上智大学 各学部 得点加算 4.0以上

早稲田大学 文・文化構想学部 出願要件 5.5以上

中央大学 総合政策学部 出願要件 4.5以上

明治大学 経営学部 得点換算 4.0~6.0

立命館大学 全学部 みなし満点 5.5以上

関西大学 外国語学部 みなし満点 5.5以上

*2022年度の入試情報を参考に作成。最新情報は各大学の募集要項をご確認ください。 出典: 旺文社 教育情報センター 2022 年2月25日

IELTSには合格・不合格がありません。受験すれば必ずスコアを取得できるので、進学できる大学の選択肢を広げることができます。

また、早い段階で目標スコアを取ってしまえば、残りの時間を英語以外の科目の受験勉強に当てることもできます。戦略的に大学受験を突破するためのツールとして、IELTSは大いに役立ちます。

②大学入学後、海外留学にも使える

IELTSのスコアの有効期限は2年間です。高校生で取得したIELTSスコアを使って、大学に入ってから留学することも可能です。国内の大学受験のみを目標に英語を勉強するのではなく、大学入学後も視野に入れた英語学習につながります。

また、IELTSのスコアは英語圏の大学の入学審査および、学生ビザ申請時の英語力の証明として広く認められています。アメリカを含むどの英語圏に留学する場合も使えるので、「留学するかまだわからない」「留学先の国が決まっていない」という段階でもスコアを取得しておく価値があります。

「日本の大学に入ってから留学したい」と考えている高校生は、先々を見据えて、どこの国への留学にも使えるIELTSスコアを取得しておくことをおすすめします。

③試験日程が多い

IELTSのペーパー版は月に3~4回、コンピューター版は週に複数回実施しています。学校行事や部活などで土日も予定が埋まりがちな高校生にとって、試験日が多いのはメリットになります。

自分の都合に合わせて試験日程を選べるので、対策のスケジュールも立てやすくなります。予定を管理しつつ勉強するセルフマネージメントスキルを磨くことにもつながります。

④ペーパー版かコンピューター版かを選べる

IELTSにはペーパー版とコンピューター版、2つの受験形式があります。高校生にとって慣れ親しんだ「紙と鉛筆での試験」を選ぶことも可能です。

⑤自分の意見を英語で伝える力が身につく

IELTSは、自分の意見を英語で表現することが求められる試験です。スピーキングではディスカッションをしたり、ライティングでは社会問題に関するエッセイを書いたりします。

IELTSに向けて勉強をすることで、英語力を上げるとともに、これからのグローバル社会で必要となる「自分の意見をアウトプットする力」が鍛えられます。

IELTSの試験概要

ここからはIELTSがどのような英語4技能試験なのかをご紹介します。初めてIETLSを受験する人や、今後IELTS受験を考えている人は必見です!

IELTSの2種類のモジュール

IELTSには「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の2種類があります。大学進学を視野に入れている高校生は「アカデミック・モジュール」の受験になるので、申し込みの際に間違えないようご注意ください。

①アカデミック・モジュールとは

アカデミック・モジュール(以下アカデミック)は、主に英語圏の大学や大学院への留学を希望している方向けの試験です。アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの大学では、アカデミックのスコアが入学条件の基準となっています。

日本の大学入試でIELTSを活用する際も、アカデミックのスコアを条件としている場合がほとんどです。

試験の特徴として、大学の講義、論文、専門家の講演といった学術的な会話や場面を想定した設問が多く出題されます。

②ジェネラル・トレーニング・モジュールとは

ジェネラル・トレーニング・モジュール(以下ジェネラル)は、英語圏での就職や移住を希望している方向けの試験です。ビザを申請する際にIELTSのスコアが必要になます。

ジェネラルでは、日常生活や職場でのやり取りを想定した設問が多く出題されます。

リスニングテストとスピーキングテストの内容は、アカデミックとジェネラル共通です。ライティングテストとリーディングテストの問題は、モジュールごとに異なります。

IELTSの受験は紙かパソコンかを選べる

IELTSではペーパー版とコンピューター版、2つの受験形式から自分にあったほうを選ぶことができます。ペーパー版とコンピューター版のIELTS、それぞれの特徴をまとめました。

【ペーパー版】

出題と 解答方法

・問題用紙と解答用紙を使う

・鉛筆で解答を書く

実施頻度

月3-4回(土曜または木曜)

試験結果開示

試験日の13日後

テスト センター

全国各地

受験料

25,380円(税込)

メリット

問題用紙に直接書き込める

【コンピューター版】

出題と 解答方法

・問題や解答欄は画面に表示される

・タイピングとマウスクリックで解答する

実施頻度

週に複数回

試験結果開示

試験日の3~5日後

テスト センター

東京、大阪、京都、名古屋

受験料

26,400円(税込)

メリット

・ライティングテストに 「語数カウント機能」がある

・リスニングテストはヘッドフォンを使える

IELTSの試験内容と試験時間

IELTSは1日で完結する英語4技能試験です。一次試験、二次試験などで日程が別れることはありません。

ペーパー版とコンピューター版で4技能の順番が異なりますが、問題の難易度や採点基準に差はありません。

ペーパー版IELTSの流れ

ライティングテスト(60分・2問

タスク1:表や図を客観的に説明する(150単語以上)

タスク2:与えられたトピックに関するエッセイを書く(250単語以上)

リーディングテスト(60分・40問)

3つの長文を読み、問題に答える

長文はさまざまな書籍、雑誌、新聞からの抜粋である

リスニングテスト(30分・40問)

さまざまなアクセントの英語話者の会話などを聞き、問題に答える

スピーキングテスト(11~14分)

試験官と1対1の対面形式で行う

身近なトピックに関する解答、スピーチ、ディスカッションをする

コンピューター版IELTSの流れ

リスニングテスト(30分・40問)

リーディングテスト(60分・40問)

ライティングテスト(60分・2問)

スピーキングテスト(11~14分)

IELTSのスコアについて

IELTSには合格・不合格がありません。初心者から上級者まで、同じ内容の試験を受けます。

4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)ごとに1.0から9.0まで、0.5刻みでスコアが出ます。各技能の個別スコアは「バンドスコア」、各バンドスコアの平均点で計算される総合スコアは「オーバーオール・バンドスコア」と呼ばれます。

オーバーオール・バンドスコアは0.5刻みとなっており、平均点の小数点以下が一番近い数字に切り捨て・切り上げされます。

各オーバーオール・バンドスコアが示す英語習熟度のレベルを見てみましょう。

海外の大学の出願に必要なIELTSスコアの一部をご紹介します。

イギリス

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン 6.5~7.5

アメリカ

カリフォルニア大学バークレー校 6.5

カナダ

トロント大学 6.5

オーストラリア

クイーンズランド大学 6.5~7.0

ニュージーランド

オークランド工科大学 6.0

マレーシア

サンウェイ大学 5.5~6.0

※最新の情報は各大学の募集要項をご確認ください。

IELTS、TOEFL iBT、英検の比較

IELTSのスコアと他の英語4技能試験の英語のレベルを比較しました。目安としてご参考にしてください。

IELTSTOEFL iBT英検
7.0100-1081級
6.590-99
6.080-89準1級
5.569-79
5.061-682級
4.552-60
4.045-51準2級

CEFRレベルとIELTS

CEFR(セファール)“Common European Framework of Reference for Languages”は、言語能力を評価するための国際的な指標です。IELTSを含むさまざまな英語4技能試験に対応しています。 国内の大学入試ではCEFRのB1~B2(IELTS 4.0~6.5)を取っておくと有利に活用することができます。

出典:文部科学省

高校生のIELTS受験者へのアンケート

2021年7月から9月にIDPのテストセンターでIELTSを受験した高校生73名を対象に、受験の目的などに関するアンケート調査を行いました。ここからは実際にIELTSを受験した高校生のデータをご紹介します。

IELTSの受験目的は?

国内の大学入試の出願方法は?

どの英語4技能試験で出願するか迷ったか?

※国内進学でIELTSを受験された方のみ回答

どの英語4技能試験と迷ったか?

IELTSを使って出願した理由は?

・試験の実施回数が多いから※

・IELTSで出願したほうが選考で有利だから

・IELTSの出題形式がやりやすいと思ったから

・先生や親に勧められたから

・他の試験で希望のスコアが取れなかったから

※ペーパー版は月に3~4回、コンピューター版は週に複数回実施しています。

IELTSの目標オーバーオールスコアは?

取得したオーバーオールスコアは?

苦戦している技能は?

アンケート結果まとめ

多くの高校生が国内の大学入試に向けてIELTSを受験していることがわかりました。今やIELTSは海外留学のためだけではなく、国内進学にも活用できる英語4技能試験となっていることがわかりました。

また、IELTSを使って出願した理由として「試験の実施回数が多いから」という声を多くいただきました。学校行事や部活などで忙しい高校生にとって、受験日の選択肢が多いことはポイントになるようです。

国内の大学入試ではCEFRのB1~B2(IELTS 4.0~6.5)を取っておくと有利に活用することができます。そのため、目標のオーバーオールスコアは6.0~6.5との答えが最多となりました。

IELTSお申し込みについて

IDPが運営するIELTSテストセンターでのお申し込みはこちらからexternal icon

お申し込みには有効期限内のパスポートが必要です!!

IDP公式テストセンターでは、試験日の3日前までお申し込みが可能です。定員数に達した時点で締め切られてしまうので、スケジュールに余裕をもってお申し込みください。

試験当日の持ち物

・【必須】パスポート

※パスポートを忘れてしまうと、いかなる理由でも受験できません。

・ラベルを剥がした透明なペットボトルに入った水

・18歳未満の受験者は、IELTS未成年者承認と同意書

結果はオンラインで確認可能

ペーパー版は試験13日後に、コンピューター版は試験3~5営業日後にオンラインで試験結果を確認できます。

追って成績証明書(Test Report From)をご自宅に郵送します。テストセンターから出願する大学などに直送することも可能です。

とくにペーパー版の場合、成績証明書が届くまでに約2週間かかるので、余裕をもって受験しておかないと、大学出願の書類の提出期限に間に合わなくなる恐れがあります。出願のスケジュールにはご注意ください。

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「IELTSを受験するのはまだ先だけど、どんな試験か体験したい」

「今の自分の英語レベルで、どれくらいのスコアが取れるか知りたい」

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最後に

IELTSは大学入学後、留学などでも役立つ英語4技能試験です。将来は海外でグローバルに活躍したいと考えている高校生の皆さんの夢への第一歩として、IELTSがお役に立てば幸いです。皆さんのIELTS受験を応援しています!