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※本記事は2022年2月16日に実施したオンラインイベントを元に作成しました。

以下のような高校生は必見!

・大学進学を考えている

・英語が好き/得意

・いつか留学したい

・将来はグローバルに活躍したい

プレゼンター紹介

キニンモント・早苗さん(REDWOOD English School代表)

REDWOOD English Schoolは、東京都文京区にある英語塾です。英語の4技能(読む、聞く、書く、話す)をネイティブ講師と日本人講師が指導します。スピーキングとライティング対策に特化しており、IELTS、TOEFL、英検などの資格試験対策も行っています。

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REDWOOD English School 現役大学生講師

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余田蒼さん(キングスカレッジロンドン 哲学政治経済学部 在籍)

日本の高校を卒業した後、公募推薦で上智大学に入学。ギャップタームを経た後、IELTSのスコアを使ってイギリスの大学に進学。

榎元麗さん(上智大学 国際教養学部 在籍)

小学校5年生から中学校1年生までアメリカで過ごした帰国子女。帰国後は英語コースのある高校に進学。IELTSのスコアを使って指定校推薦で現在の学部に入学。

菅井花恵さん(早稲田大学 国際教養学部 在籍)

中高は公立の学校に通う。高校2年生でアメリカに8ヵ月間留学。帰国後、TOEFLのスコアを使って一般入試で現在の学部に入学。

高校生にはIELTSがおすすめな理由

早苗さん:日本の高校生にとって、IELTSはとっつきやすい試験だと思います。

当時高校生だった私の娘も、大学受験のためにTOEFLとIELTSを受けた経験があります。両方の試験を受けてみた結果「スコアを上げるにはIELTSのほうがやりやすい」ということだったので、IELTS対策1本に絞りました。

その後、娘は高校3年生でIELTSのスコア7.5を取り、日本の大学とも迷ったのですが、最終的にニュージーランドのカンタベリー大学に行くことを決めました。

現在、とくに私立大学の入試では英語4技能試験のスコアを重視する動きになっています。多くの大学で「英語ができると申し込めますよ」という線引きがあり、文系理系を問わず英語は必須なのです。

カッコの中を埋めるような日本の英語の試験は、大人しいけれどお勉強ができる子にとって、とても好都合な試験でした。しかし、これからの時代は自分の意見を英語で述べるライティングやスピーキングができないといけません。

麗さん:今通っている上智大学の国際教養学部の出願条件では、英検が使えなかったんです。なので、高校2年生からTOEFLやIELTSの対策を始めました。

実際に試験を受けたとき「TOEFLよりIELTSのほうがスラスラ解けた!」と感じたのを覚えています。最終的にIELTSのスコアを使って指定校推薦で出願しました。

花恵さん:早稲田大学の国際教養学部を第1志望にしたとき、やはりIELTSかTOEFLを受けなきゃいけないということになりました。

私はアメリカに留学していたため「アメリカ英語だったらTOEFL!」とあまり深く考えずにTOEFLを受験し、TOEFLのスコアを使って一般入試で合格しました。ですのでIELTSは受けていないんですけど、受ければよかったなぁと思います。

蒼さん:僕は海外の大学を志望していたので、IELTSを使って出願しました。高校生の場合はALTの先生に対策を手伝ってもらえることがメリットです。僕も毎日、英語の先生にライティングを添削してもらっていました。

学校でも先生と英語で話す機会にも恵まれていた上に、基本的にREDWOODでIELTSを熟知したネイティブ講師の会話と作文クラスを定期的に受講していたので自信はありましたが、テスト前にはテスト直前集中レッスンでテストに慣れておき本番で落ち着いてできるようにしました。

麗さん:私も英語コースがある高校に通っていたので、毎日外国人の先生との授業がありました。雑誌を読んでサマリーを書いたり、スピーチをしたり、IELTS対策にもなるような授業が多かったです。IELTS直前は先生に頼んで、スピーキングテストの練習にも付き合ってもらいました。

ポイントをおさらい!

・IELTSのスコアを持っていると大学入試で有利になる

・国内or海外進学を問わず、可能性を広げることができる

・高校生であれば、学校の英語の先生にアドバイスをもらえる


高校生が目標にするべきIELTSスコア

麗さん:大学入試の「指定校推薦」または「公募推薦・総合型選抜」を目指す人は、CEFRのB1からB2(IELTS 4.0-6.5)を取っておくと有利になる場合が多いです。

私はTOEFLとIELTSを受験して、TOEFLのスコアでB2、IELTSのスコアでC1を取ったので、最終的にIELTSのスコアを使って出願しました。

花恵さん:「一般入試」では、IELTSのスコア5.5あたりを条件に掲げている大学も多いので、まずは6.0を取っておくと安心かと思います。英語に特化した大学や学部を目指すのであれば、7.0以上を目指す必要が出てきます。

ポイントをおさらい!

・高校生は、ひとまずオーバーオールスコア6.0を目指そう

・必要なスコアは大学や学部によって異なるので、しっかりと調べよう


高校生がIELTSを受けるべき時期

麗さん:私は高校3年生の6月にIELTSを受けました。上智大学の国際教養学部の募集要項が出る少し前だったので、けっこうギリギリの受験でした。

「指定校推薦」では校内選考に向けて、学校にIELTSのスコアを報告する必要があります。ペーパーベースのIELTSの場合、公式のスコアシートが届くまでに約2週間かかるので、余裕をもって受験しておかないと、書類の提出が間に合わなくなります。実際に私の友人でも、スコアシートが出願期日に間に合わなかったケースがありました。

IELTSのスコアを使って出願できる大学はたくさんあるので、高校2年生のうちに目標スコアを取っておくことをおすすめします。

※IELTSの試験結果

  • コンピューターで受験するIELTS:試験日から3-5営業日後

  • ペーパーで受験するIELTS:試験日から13日後

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花恵さん:私は留学していたので、高3になってからTOEFLのスコアを取らざるを得ませんでした。しかし、高3の夏までTOEFLの勉強をしていたせいで、大学の過去問対策にスムーズに入れないなどの弊害がありました。私立文系受験の人は、遅くても高3の1学期までに目標スコアを取っておくといいですね。

国公立と私立理系を受験する人は、高校2年生の間に目標スコアを取っておくと楽です。早めに英語の基準をクリアしておくことで、他の科目、とくに理系科目の勉強に時間を割くことができます。

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蒼さん:海外大学の場合は一概に言えないのですが、イギリスやアメリカに留学したい場合は、ほぼ日本と同じ出願スケジュールになります。出願のやり方も「公募推薦・総合型選抜」と似ています。だいたい9月ごろに出願して、何ヵ月か待って、冬に合格発表となります。

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ポイントをおさらい!

・高校2年生までに目標スコアを取っておこう

・IELTSのスコアシートが手元に届くまで時間がかかるので、余裕をもって受験しよう


前半のまとめ

多くの生徒を指導されてきたREDWOOD English School代表の早苗さんと、現役大学生の皆さんから貴重なアドバイスをいただくことができました。IELTSを受験することで、将来の選択肢が広がりそうですね。

後半では、現役大学生の皆さんが紹介してくれたIELTSの勉強法、本番に向けたアドバイス、英検・TOEFL・IELTSの違いについてご紹介します。

▼後半はこちらから!

IELTSおすすめ勉強法!英検・TOEFL対策との違いについて