1技能が再受験できる One Skill Retake スタート!

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①日本企業における英語の使用頻度が高まっているから

TOEICを主催するIIBCが行った「上場企業における英語活用実態調査(2013年)」によると、上場企業の75%が「業務で英語を使う」、52%が「海外で勤務できる人材の育成を推進する」と回答しています。

多くの日本企業において、国内市場の縮小が懸念されているため、海外を視野にいれた事業展開が活発化している、という背景があるようです。つまり、英語ができるグローバル人材の確保・育成は多くの企業にとって急務となっています。

②ビジネスで必要な英語4技能の総合力を証明できるから

ビジネスシーンでは、英語が読めるだけ、聞いてわかるだけでは困ります。「読む」「聞く」「書く」「話す」という、英語の4技能すべてが揃わなければ、国際的なビジネスシーンで役立つ人材とは言えません。

IELTSは、先に述べた4技能すべてを測る試験であるため、英語の総合的な運用能力を証明することができます。テストのスコアは良いがまともに話せない、書けない、といった資格と実力の差が出にくいのもIELTSの特徴のひとつと言えるでしょう。

③海外移住できるレベルの英語力をアピールできるから

IELTSは、海外移住の際の英語力証明として広く採用された試験で、永住権申請の基準としている国も多くあります。つまり、IELTSで一定のスコアを取得しているということは、移住できるほどの実践的な英語力があることの証明になるのです。

英語を使う仕事はもちろん、使わない仕事に就く場合でも、「総合的な英語力がある=できる人材である」と判断され、就職が有利になる可能性も大いにあります。

IELTSスコアを活かせる日本の就職先

ここからは、IELTSのスコアを有効活用できる国内の就職先をご紹介します。

海外進出している日本企業

IELTSの日本での知名度は今度ますます上がっていく見込みです。現在海外展開をしている企業はもちろん、今後海外展開していく可能性のある日本企業への就職においても、IELTSは有効な資格と言えるでしょう。

外資系企業の日本支社

日本に拠点を置く外資系企業に就職する場合、海外での知名度が低い日本の英語資格は英語力のアピールにならないこともあります。その点IELTSは世界的に知名度の高いテストなので、確かな英語力があることを強く印象付けることができます。

外務省や英語を使う公的機関

様々な国との交渉などの業務を行う外務省では、すべての受験者に対してIELTS7.0以上のスコア取得を推奨しています。ほかにも、国連職員、入国審査官、航空管制官なども英語力が必須の職種です。

また、県庁や市役所の観光課・住民課など、海外から日本にやって来た人と接する機会のある公的機関でも、高い英語力は重宝されます。採用選考ではIELTSスコアが役立つ可能性が高いでしょう。

公立学校の英語教員

小中高の教育現場でも英語の4技能を教えることが進む中、公立校の英語教員採用試験でIELTSを活用する都道府県が増えています。例えば、東京都教育委員会はIELTS7.0以上で英語実技試験が免除となります。また、過去の例としては大阪府、兵庫県、徳島県の教育委員会では、6.0以上で審査の加点対象となります。

※詳細は各都道府県の教育委員会・採用試験に関する最新情報をご確認下さい。

IELTSで就労ビザを申請できる4つの国

IELTSスコアを利用して海外就職する場合のおすすめの国4つと必要なスコア、簡単な国の特徴を紹介します。

必要なスコアは、ビザのタイプや各種条件によって異なります。以下に示した数値はあくまで目安ですので、詳しい情報は各国移民局のHPを参照してください。また、企業が求めるスコアは、ビザ要件にあるスコアより高い場合が多いので、その点にも注意しておきましょう。

 イギリスで就職する場合

オーバーオール(4技能の総合評価)4.0以上から就労ビザの申請が可能です。治安が良く、安心して住める環境があります。イギリスは英語の本場なので、働きながら将来のキャリアに役立つ英語力を磨いていけるでしょう。先進的な都市部と自然豊かな郊外の両方を楽しむことができます。

オーストラリアで就職する場合

オーバーオール5.0以上から就労ビザの申請が可能です。フレンドリーな国民性でフラットな関係性を築きやすいのが特徴で、賃金も比較的高めのようです。温暖で穏やかな気候も、住みやすさの一因です。

カナダで就職する場合

オーバーオール4.0以上から就労ビザの申請が可能です。世界中の様々な国から労働者が集まる多民族国家のため、差別や偏見が少なく働きやすい環境です。平日はしっかりと仕事に取り組み、週末は壮大な自然の中でプライベートを楽しむ、といったメリハリがつけやすいのも特徴です。

ニュージーランドで就職する場合

就労ビザの申請はオーバーオール4.0以上から可能となりますが、投資家の場合、3.0から可能となっています。ワークライフバランス重視の価値観が浸透しているため、プライベートも充実させながら働くことができるでしょう。

まとめ

日本企業の海外展開も活発になっており、英語が使える人材のニーズは今後ますます高まっていくでしょう。IELTSスコアを取得していれば、あなたの総合的な英語運用能力を証明できるため、国内外での就職や転職で有力なアピール材料となるはずです。