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講師紹介

luke - Japan

Luke Mitsumine(光峰ルーク)先生 SOLO IELTS TOEFL創業者・代表

日本とオーストラリアをルーツにもち、両国を行き来しながら育つ。 青山学院大学文学部英米文科を卒業後、オーストラリアの日本企業に勤務。 自身の言語学習の経験を活かし、英語資格試験対策塾SOLO IELTS TOEFLを立ち上げる。

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※本記事は2022年9月28日のオンラインセミナーを元に作成しました。

IELTSスピーキング5.0~5.5に向けた対策

質問に答え切る力をつける

5.0~5.5を目指す人は、とにかく試験官の問いに答え切ることを最重要事項としてください。英語が間違っていても、多少流暢さや発音の精度が欠けていてもよいです。とにかく聞かれている内容に答え切る意識が大切です。

沈黙せずに答える力をつける

IELTSスピーキングテストでは、文章の途中で止まってしまったり、言い直してしまったりすると、英語力が足りないと見なされて減点になります。一旦話し始めたらピリオドまで止まらないようにしてください。

ただし、答え始める前の5秒程度の沈黙は問題ないです。試験官の質問に即答することは求められていません。質問を自分の中で消化し「こういうことを聞かれているから、こう答えよう」と落ち着いて考える時間を取ってください。

短い文章で話す力をつける

文章を途中で言い直さないためには、短く解答するのが1つのテクニックです。長い文章で話すと途中で詰まる確率が高くなりますよね。たとえ自分が言いたいことが長くても、減点を防ぐために短い文章で話すことを優先してみてください。

具体的には、4~7語で終わる文章2~3文で解答します。

【例】

質問:Describe your hometown.

解答:I am from Sydney. It’s a beautiful city with friendly people.

慣れないうちは”〇〇 is ~~.”で答えると緊張しなくて済みます。慣れてきたらいろいろな表現を使ってみてください。

パート1を中心に対策する

5.0~5.5を目指す人は、パート1でしっかりと力を発揮できるように対策をしてください。パート2や3は上級者向けなので、できる範囲で答えれば大丈夫です。

パート1の具体的な対策法

IELTSスピーキングテストの中で最も重要なのはパート1です。試験官は今まで何人ものスピーキングテストを見てきた経験から、受験者のパート1の解答を聞いて「この受験者はだいたいこれくらいのスコアだろう」と予測しがちになります。いわゆる第一印象を後から覆すのは難しいため、パート1対策はとても重要なのです。

パート2や3は意見を展開する必要がありますが、パート1は受験者に関する事実を述べるだけなので、自分で内容を準備して練習することができます。

特に、以下の「必ず出るトピック」と「次に出るトピック」に関しては絶対に答えられるように練習をしておきましょう。

必ず出るトピック

・仕事 ・学業 ・地元

次に出るトピック

・趣味 ・休暇 ・スポーツ ・エンタメ

IELTSスピーキング6.0~6.5に向けた対策

長い文章で話す力をつける

5.0~5.5を目指す場合は短い文章で話すとお伝えしましたが、6.0~6.5を目指す場合は真逆で、長い文章で話す力が求められます。

具体的には、複文を使いこなすスキルが必要です。一番簡単に複文を作る方法は、”and”で単文と単文を繋げる方法です。

【例】

接続詞を使って複文を作る

I am from Sydney. It’s Australia’s largest city and four million people live there. Sydney is built around a sea and have many tourist attractions.

関係詞を使って複文を作る

My favourite program is BBC’s Sherlock Holmes, which is by far their most intriguing mystery show.

仮定法を使って複文を作る

If I am not working in the evenings, I usually spend time with my family.

文法が苦手な人もいるかと思いますが、スピーキングテストで使える文法を重点的にチェックしておくと使える文章のバリエーションが増えます。

チャンク(意味の塊)で息継ぎをする

1文が長いと相手に伝わりづらくなるので、意味の塊ごとに息継ぎをするようにしましょう。

【例】

I am from Sydney.(ピリオドの後は長めの息継ぎ)It’s Australia’s largest city(息継ぎ)and four million people live there.

ゆっくり話す

6.5までは早口で話すよりも、ゆっくりと話したほうが有利です。早口で話すと詰まったり、間違えやすくなったりするからです。日本語でも早口で話すと噛みやすくなりますよね。

流暢さをアピールするために早口になる人もいますが、流暢さとは、文の途中で止まらないことや、言い直さないことを指します。早口で話すこととは関係ないので、むしろゆっくり話してください。

パート1と2を中心に対策する

6.0~6.5を目指す人は、パート1と2で積極的にたくさん話す練習をしましょう。パート3は難しいので、減点されないように乗り切る、くらいを目指してみてください。

パート2の具体的な対策法

パート2では、与えられたトピックに関して、2分間180~200単語でテンポよく話す力が求められます。

よく使う単語をまとめておく

パート2では、以下の5つのトピックのいずれかが出ます。人や場所を形容する単語やフレーズなど、自分がよく使う単語をまとめておきましょう。

・人

・場所

・物

・活動

・経験

30秒間言い直さずに話す練習から始める

いきなり2分間話し続ける練習をするのではなく、まずは30秒間、言い直さずにテンポよく話す練習をしてみてください。慣れてきたら徐々に40秒、50秒と長くしていくと詰まらず話せるようになります。

過去・現在・未来のストーリーで話す

トピックカードに書いてあるトピックだけを頼りに話すと、1つ1つのエピソードにつながりがなく、聞き手にも伝わりにくいです。トピックカードの内容を元にストーリーを作ると聞きやすくなります。

コツは、過去と現在と未来の話をすることです。過去形・現在形・未来形の文法を使える力をアピールして、よい評価につながるメリットにもなります。

【例】

トピック:あなたの尊敬する人物について

私は父を尊敬しています、なぜなら....

(過去)昔は、父とあまり仲が良くありませんでした....

(現在)成長して、今は何でも話せる仲になりました....

(未来)将来、私も父のような人になりたいです。

IELTSスピーキング7.0~7.5に向けた対策

ストレス(強弱)をつけて話す

どんなに難しい語彙を使って話しても、ストレスをつけられていないと、IELTSスピーキングで7.0以上は基本的に出ません。なぜなら、ストレスをつけること=英語を英語らしく話すことに直結するからです。

英語は全ての単語にストレスがあり、文章全体でも強く言う部分と弱く言う部分を使い分ける必要があります。独学では語彙と文法にフォーカスしがちですが、評価の半分は「どのように聞こえるか」なので、重要な対策となります。

正しくストレスをつけて話す技術の習得は、早い人でも3カ月ほどかかります。7.0以上を狙う人はストレスをつけて話す練習を早め早めにしておいたほうがよいでしょう。

トピック語句を覚える

トピック語句とは、トピックに応じて使いこなす力が期待されている語句を指します。たとえばIELTSでよく出る「環境問題」に関するトピック語句の一部は以下になります。

fossil fuel renewable energy habitat discharge preserve disposal hazardous

7.0以上を目指す人は、市販の単語帳を覚えるだけではなく、トピック語句を使いこなすスキルが必要になります。

【例】

地元を説明する際に役立つフレーズ

I am from Sydney. It’s Australia’s oldest and largest city with a population of around four million. Sydney is built around a huge harbourand hosts many tourist attractions as well as a number of beaches, bays, and a couple of national parks.

ちなみに8.0以上を目指す人は、イディオムも使いこなせるとよいでしょう。ただし、イディオムは使い方を間違えると減点となるので注意が必要です。

パート3を中心に対策する

7.0以上を目指す人は、パート3を中心に練習をしてください。パート1と2はどのようなトピックが来ても答えられるレベルで完璧にしておき、パート3でどれだけ攻めた解答ができるかどうかが鍵となります。

パート3の具体的な対策法

7.0以上を目指すのであれば、1問につき4~6文で解答することが好ましいです。パート3は後半の問題になるにつれて、質問の難易度が上がる傾向があります。前半の問題に時間を費やして解答しておくと、後半の難しい問題が回ってこない可能性が高くなります。

また、パート3はライティングテストのタスク2と似たようなトピックが出るため、エッセイで書いた内容を話せるまで練習しておくこともおすすめします。

以下で紹介するフレーズを使って、なるべくたくさん話して解答する練習をしてみてください。

考える時間を作るフレーズ

最初の1文で以下のようなフレーズを使うと、考える時間を稼ぐことができます。

I’m not really sure, but....

That’s an interesting question and I think I would have to say....

Actually, that’s not something I’ve really thought about, but....

全部の問いに毎回使うことは避けたいですが、4問中2問くらいは使えると思います。

主張を明確にするフレーズ

自分の主張を展開する際には、以下のフレーズが使えます。

Another way to put it is....

Well, let me clarify that by pointing out....

How can I put this better.... Oh yes, what I mean to say is that....

軌道修正する際に使えるフレーズ

パート3の問題は難しいので、話しているうちに自分でも何を言っているか混乱してしまうことがあります。「何言ってるかわからなくなった、ゴメン!」みたいなときは以下のフレーズが便利です(笑)。

What I meant to say is....

Sorry, I’ve lost my train of thought.... What I’m trying to say is....

7.5までは、このような軌道修正を差し込みながら話しても大丈夫です。8.0以上を目指す場合は、論理的に話すことが評価基準に含まれるので注意が必要です。

最後に

IELTSスピーキングテストは本番一発勝負です。練習も本番だと思ってファーストテイクを意識してください。練習だからといって、書いてから話したり、暗記してから話したりしないようにしましょう。

また、スピーキング練習を習慣化する工夫もしてみてください。「2分間スピーチをしないと、朝ベッドから出られない」など自分ルールを作るのも効果的です。

基本的にスピーキングは独学での対策が可能ですが、サポートが必要な場合は私の方で無料カウンセリングを行っていますので、お気軽にご連絡ください。

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