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高校1年生でIELTSオーバーオール7.5を達成した、現在高校2年生の宗祐さん。世界の教養に触れ、海外でも対等に議論を交わせる英語力・思考力が身につくオンライン英語学習プログラムの「リンガハッカーズ」で中2から本質的な英語を学んできたといいます。本記事では、リンガハッカーズの監修者であり、IELTSエキスパートの嶋津幸樹先生が宗祐さんに技能別の英語学習法についてインタビューをしています。

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嶋津先生:改めてIELTS7.5達成おめでとう!今回は宗祐くんの英語学習法に特化してインタビューを進めていきたいと思います。まずは英単語をどのようにして学習していたのか教えてください。

宗祐くん:はい、正直にお伝えすると単語帳を使って勉強するのが好きではありません(笑)。一応、嶋津先生のIELTS基本英単語(ジャパンタイムズ出版)の前半は読み解きながら覚えるタイプなのでちゃんとやり切りました。学校では大学受験用の英単語帳が配られましたが、常に単語帳を開いて勉強するタイプではありませんでした。英字新聞の記事やCNNのスクリプトなどを読んだり聞いたりして未知語に遭遇したとき、推測しながら読み解く偶発的学習が自分には合っています。

僕の中で最も効果的な英単語学習法だと思っているのが、未知語に出会ったとき、まずは自分で定義を推測してみるということです。前後の文脈からある程度推測した段階で辞書を引き、答え合わせをするような流れです。この方法で記憶に定着すると実感しているので、今でも文脈から未知語の定義を推測するという学習法を実践しています。

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嶋津先生:確かに英単語テストの成績はよくなかったですね(笑)。ですが、宗祐くんは多読と多聴を繰り返しているからこそ、英単語帳で学ぶ必要がないのだと思います。それではリスニングの学習法について聞いていきます。IELTSでは8.0と高得点でしたが、何か特別な対策をしていましたか?

宗祐くん:実はこれについても特に対策をしていなくて、BBCやCNNを聞いたりする程度で勝手に鍛えられた感覚があります。

ですが、リンガハッカーズで受けた嶋津先生の授業では最初に時事問題に関する1分間スピーチの課題があったので、授業の前に30分くらい集中して英字放送を聞いて、関連する英語表現と自分の意見をまとめるということをしていました。集中的に取り組む詰め込み型のインプットが効果的だったのかもしれません。

あとはリンガハッカーズの授業では毎週90分の英語で議論しなければならなかったので、そこで得た先生や周りの仲間からのインプットもリスニング力向上に結びついたのではないかと思っています。


嶋津先生:そうですね。議論をするということは自分の意見を言うだけでなく相手の意見も慎重に聞き取らないといけないので、リスニング力に結びついたのかもしれませんね。次にリーディングの学習法について聞いていきます。IELTSのリーディングでは高度なアカデミックな文章が出題されますが、どう読み解いていましたか?

宗祐くん:模範例としては相応しくないかもしれませんが、僕自身は一語一句、丁寧に読み解くという読み方ではなく、まず設問を読んで全体をスキミングして、必要な情報を探索するという手順で読み解いています。

設問を読んで、大体この辺に答えがあるだろうということを推測して、パラフレーズされている表現や、接続表現(ディスコースマーカー)などを戦略的に見つけ出すやり方です。結果的に4技能の中で最も高得点の8.5を取ることができました。日々CNNやBBCで鍛えていたおかげです!

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嶋津先生:その読み方は危険ですが、IELTSのリーディングが分量も多いので、スキミングである程度全体が把握できれば、効率的かもしれませんね。次にスピーキングについて聞いていきます。宗祐くんは中高生向けに開催している英語スピーチのコンテスト「リンガスピーチアワード」でファイナリストに選ばれた実績もあるので、その点についても教えてください。

宗祐くん:リンガスピーチアワードは5〜6時間かけて原稿を作り、発表の1〜2時間前はポーズと息継ぎの練習、原稿にスラッシュを入れて強調する練習などを繰り返しました。リンガハッカーズにも3年ほど在籍していたので本気で取り組みましたね。賞としてIDPからIELTS受験の機会を頂き、スピーキングは7.5を取得できました。

学習法については鈍らないようにするということを意識していました。週に数回はオンライン英会話でカジュアルな会話をして、週に1回はリンガハッカーズでアカデミックな表現を交えながら議論するという組み合わせです。この切り替えが非常に大事だと思っていて、リンガハッカーズで学んだアカデミックな話し方をオンライン英会話でメンテナンスするようなイメージです。

1日単位で考えるのではなく1週間でどれくらい英語で話したかを意識してスピーキングを鍛えていました。週1回程度では鈍るので、高頻度でアウトプットする機会を作ることが重要だと思います。


嶋津先生:カジュアルな英語とアカデミックな英語の切り替えというのは面白い発想ですね。宗祐くんの流暢さはここから生まれていたのですね。それでは最後にライティングについて教えてください。

宗祐くん:リンガハッカーズで3ヶ月に1回250語以上のアカデミックエッセイを書くという課題があり、IELTSと同じようなエッセイを定期的に書く訓練が有益だったと感じています。今思い返すと授業では250語以上のエッセイにじっくり時間をかけて書いていた記憶がありますが、IELTSライティングは制限時間内に自分の主張をまとめる必要があるため、時間を意識しながらやることが重要だと感じています。

そしてIELTS独特のアカデミックライティングのルールを徹底的に抑えておくことも大切です。自分もサボり癖があるので書くことを習慣化するのは大変でしたが、書かないことには話にならないので、たくさん書く練習から始めることをお勧めします。

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嶋津先生:ありがとうございます。3ヶ月に1度でもIELTS本番さながらのアカデミックエッセイを書く機会はあった方が良いですよね。3ヶ月おきに自分の成長が可視化できるというのもコンスタントに書き続けるメリットだと思っています。それでは最後にIELTSの先にある将来の展望について聞いていきたいと思います。

宗祐くん:僕は単純にこの国を良くしたいという気持ちが強くあります。最終的には政治に辿り着くのかなと薄ら感じていますが、今大学受験に向けて必死に勉強している中で感じている、日本で広がる情報格差や経済格差の悪循環をなんとかしたいと思っています。この資本主義社会の中で、あえて民間ではなく公的な事業で継続的な貢献をする仕組みを作りたいです。

そのためにもこれまでIELTSを通して身につけた英語で世界を見て日本を相対化して見てみる、中と外を比べて問題点を洗い出すことが大事かなと。日本の中だけでは完結しないと思っているので、日本でも世界でも自分が活躍できる場所を模索していきたいと考えています。

IELTSを持っていること自体が世界ではアドバンテージになるので、まずは目の前にある受験に本気で向き合い、将来日本を良くするためにできることを追求していきます。

嶋津先生:日本の未来が楽しみになってきました。IELTSはゴールではなく、通過点!むしろ当たり前のスキルだと思うので、試験のスコアや合否に一喜一憂せず、理想の未来に向かって突き進んでいってください。本日はありがとうございました!