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IELTSとは?

IELTSは、世界で年間400万人以上が受験している英語4技能試験です。IELTSのスコアは、英語圏での留学・就職・移住の際に英語力を証明する試験として広く採用されています。IELTSには、「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の2種類があります。


アカデミック・モジュール

アカデミック・モジュールは、大学や大学院への進学(留学)、または医療分野などの専門機関への就職を目指す人向けのテストです。試験は学術的な内容が中心で、それぞれの目的に対し必要とされる英語レベルに達しているかどうかが評価されます。

ジェネラル・トレーニング・モジュール

ジェネラル・トレーニング・モジュールは、英語圏(オーストラリア・ニュージーランド・カナダ)への移住を申請する人向けのテストです。試験は日常的なトピックを中心に出題され、英語圏での生活に困らない英語レベルに達しているかどうかが評価されます。


IELTSの試験概要

IELTSの試験形式はコンピューターペーパーから選ぶことが出来ます。試験の所要時間は約2時間45分(ペーパー版は2時間55分)です。

IELTSには4つのパートがあります。

  • ライティング (60分)

  • リーディング (60分)

  • リスニング (30分)

  • スピーキング (11~14分)

IELTS four skills - Japan

リスニングとスピーキングの内容はアカデミックとジェネラルで共通ですが、ライティングとリーディングについてはアカデミックとジェネラルで内容が異なります。

ライティング、リーディング、リスニングの試験形式は、コンピューター、またはペーパーから選べます。


IELTSのバンドスコア

パートごとに1から9まで0.5刻みのバンドスコアで結果が出ます。各パートのバンドスコアの平均値を「オーバーオール・バンドスコア」と呼び、このオーバーオール・バンドスコアが英語力の総合評価ということになります。

<スコアイメージ>

IELTS全パート共通でやるべき対策

全パートに共通するものとして、ボキャブラリーの強化をおすすめします。

語彙力は、IELTS全パートのスコアに大きく影響する学習要素です。特にアカデミックの試験には、日常生活ではあまり使わないような学術的な単語も多く含まれるため、高スコア取得のためには単語学習が欠かせません。

日頃から習慣的に語彙力強化に取り組むとともに、IELTS頻出単語もしっかり押さえておきましょう。

また、IELTSの問題形式を知っておくことも大切です。サンプル問題を解いてみましょう。

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IDP juken tokuten - Japan

ライティング対策

ライティングでは、英文構成に慣れることと、評価ポイントを押さえて正しく書くことが大事です。

文の構成を考える練習

英語は、①導入②結論(主張)③根拠④再度結論(主張)の順番で構成される言語です。 この流れが日本語と異なるため、この順序で英文を組み立てる「思考」に慣れる必要があります。自然にこの順序の英文が出てくるように、練習を重ねておきましょう。

添削を受ける

ライティングについては、自己採点が難しいため専門家の採点や添削を受けるのが得策です。

そこでおすすめなのが「IELTSライティング・アシスト」!自宅で2つのライティングタスク(制限時間60分)に取り込み、提出すると、専門家から添削結果と個人レポートが返却されます。※IDPで予約すると、ライティング・アシストの無料クーポン1回分がもらえます。

個人レポートには、あなたの強みや弱み、専用に作成された行動計画などが明記されています。今後の対策の計画を立てる助けにもなります。

リーディング対策

リーディングは、「読解力」と「速読力」を向上させることがポイントです。そのためにやるべきことは以下の2点です。

さまざまな分野の文章を読む

読解力をアップするために、さまざまな分野の英文をできるだけ多く読んでおきましょう。 英文では、冒頭部分に重要な情報が記載されることが多いため、冒頭で書き手の意図を正しく把握することを意識するとよいでしょう。

時間を計って文章を読む

速く読む力を向上させるには、時間を計りながら読むトレーニングがおすすめです。IELTSは長文の出題が多いですが、速く読めるようになれば、その分回答に時間をかけることができます。

リスニング対策

リスニングでは、学術的・専門的な英語に慣れ、文脈で意味を汲み取る想像力を強化しましょう。

TEDなどで学術的・専門的な英語に慣れる

学術的・専門的な単語や表現、言い回しなどに慣れていないと全体の意味の理解が難しくなります。学術的な英語に慣れるためには、TED Talksなどが役立ちます。

聞き取れない単語の意味を文脈から想像する

リスニングでは、完璧に聞き取ることより、単語や前後の話などからうまく想像して理解できるようになっておくことが重要です。日頃から、この点を意識して練習やトレーニングを続けましょう。

スピーキング対策

スピーキングは、ライティングと同じく英語独特の構成を意識することが大事です。

面接のサンプル動画を視聴する

IDPの公式YouTubeチャンネルでは、スピーキングテストサンプル動画を公開しています。テストの雰囲気やイメージを掴むためにも、ぜひ一度チェックしてみてください。

5W1Hを意識して話す訓練をする

スピーキングテストでは、質問の5W1Hを聞き逃さないように、結論から簡潔に答えることが大切です。

  • いつ(When)

  • どこで(Where)

  • だれが(Who)

  • なにを(What)

  • なぜ(Why)

  • どのように(How)

スピーキングテストの限られた時間で能力を最大限にアピールできるよう、しっかりと対策をしていきましょう。

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さまざまな問題集や参考書がありますが、より正しい情報をもとに対策することを考えると、IELTS公認の問題集を活用することをおすすめします。IELTS共同オーナー及び試験実施主体であるIDP Educationと、英語資格試験スコアアップに定評のある専門校English Innovationsが協力して作った問題集です。

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まとめ

日本でも年々認知度が高まってきているIELTSは、4技能すべての英語力が問われるため、幅広い対策が必要となるテストです。自分の強みと弱点を把握し、ご紹介したツールを有効に活用しながら効率的な学習を進めてみてください。

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