マレーシアの基本情報
まずは、マレーシアの基本情報を紹介します。
・首都 :クアラルンプール
・民族 :マレー系(約69%) 中華系(約23%)インド系(約7%)
・人口 :約3,237万人(2020年)日本の約4分の1
※うち約1割(約329万人)が外国人
・公用語 :マレー語
※異民族間では英語使用頻度が高い。
・宗教 :イスラム教(61.3%)仏教(19.8%)キリスト教(9.2%)など
・通貨 :リンギット
・時差 :(-)1時間
・面積 :約33万km2(日本の約90%)
※首都のあるマレー半島とボルネオ島の一部が領土。
・気候 :熱帯気候
※平均気温30度弱、年間を通して温暖で過ごしやすい。
・在留邦人数 :26,555人(2018年)
マレーシアに留学する7つのメリット
次に、留学先としてマレーシアを選ぶ7つのメリットをご紹介します。
①欧米よりも留学費用が安い
マレーシアは他の国に比べて物価が安く、留学コストを抑えられる傾向にあります。
欧米で月5万以下の物件を探すのは難しいですが、クアラルンプールでの家賃(ルームシェア)は月あたり1~3万円が相場です。タクシーの初乗り料金も、欧米なら約300円ですが、クアラルンプールは、90円程度で済みます。
また、学費もリーズナブルで年間授業料が約60万円程の安価な大学もあります。なにかと物入りな海外留学生活において、このコスト面での利点は見逃せない魅力と言えるでしょう。
②国民の英語力が高い
マレーシアはEFの英語能力指数ランキングでアジア25ヵ国中第3位、第2位のフィリピンと僅差の英語力を誇ります。そのため、語学留学先としての注目度も上がっているのです。英語を話せる人が多いため、生活する中で言葉が通じず困ることも少ないでしょう。
③欧米の有名大学と連携している大学が多い
マレーシアは、オーストラリアやイギリスの有名大学と提携する大学が多く、提携校と同じ授業が提供されるコースもあるため、マレーシアにいながらも、英語圏大学の学位を取得することが可能となります。また、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア等、他国にある提携大学への編入制度もあるのは魅力でしょう。
④さまざまな国の人と出会える
クアラルンプールには、世界100ヵ国以上から留学生が集まってきます。さまざまな国の人と交流する中で、文化や価値観に触れ、自然に国際感覚が身に付いていくでしょう。
⑤必要なものが手に入りやすい
クアラルンプールには、日本の企業や小売店なども数多く進出しています。日本を離れても、欲しいものはある程度揃う環境があるため、不便さを感じることなく快適に過ごせるでしょう。
⑥日本から近く、時差も少ない
クアラルンプールには直行便であれば、東京や大阪からも約7時間のフライトで到着できます。日本との時差もわずか(-)1時間なので、ほぼ時差に困ることはないでしょう。
⑦MBA(経営学修士)を取得できる
有名大学のMBAプログラムも受講できます。英語圏でMBAを取得する場合、数百万~1,000万円ともいわれるほど膨大な費用がかかるのが一般的ですが、クアラルンプールなら低コストで取得できるだけでなく、プログラムの質にも定評があるため、安心して受講できるでしょう。
マレーシア留学に必要なIELTSスコア
続いて、マレーシアに留学するために必要なIELTSスコアを紹介します。あくまでも目安としてご紹介するものなので、詳しくは各大学のWebサイトをご確認ください。
大学に進学する場合
IELTS 5.5(アカデミック)が目安です。
例:
スウィンバーン工科大学サラワクキャンパス:6.5以上
マレーシア大学:6.0以上
日本の高校生の場合、ファウンデーションやディプロマコースであれば更に英語力のハードルは低くなります。また大学に併設されている付属の英語学校も充実しているため、安心です。詳細は各大学のWebサイトをご確認ください。
大学院に進学する場合
IELTS 6.0以上(アカデミック)が目安です。
例:
アジア・パシフィック大学(APU):6.0以上
テイラーズ・カレッジ マレーシア校:6.5以上
ノッティンガム大学 マレーシアキャンパス:7.0以上(全セクション6.0以上)
MBA(経営学修士)プログラムに進学する場合
IELTS 7.0(アカデミック)が目安です。
さらに、GMAT(英語力・数学的能力・分析的思考力を問う試験)や就業経験が要件に含まれることもあるのでご注意ください。
まとめ
留学コストをはじめ、大学の質の高さ、過ごしやすい生活環境と温暖な気候など、マレーシア留学には欧米留学にはないたくさんの魅力があります。さらに、さまざまな言語・宗教・文化を持つ人たちと交流できる環境であるため、国際感覚も身に付いていくでしょう。
近くて、安くて、刺激的。英語圏に劣らない要素を備えるマレーシア留学は、IELTSスコアの取得で実現可能です。ぜひ、IELTS受験で夢への第一歩を踏み出してください!