国際的な英語試験として世界中で広く認知されているIELTSは、オーストラリアの学生ビザや就労ビザ、永住権取得の条件にもなっています。この記事では、オーストラリアでの進学や就職、移住を目指している方のために、オーストラリアの魅力と、ビザ申請に必要なIELTSスコアの目安を紹介します。

IELTSとは?1分で読める基本情報

IELTS(International English Language Testing System)とは、世界で最も権威のある英語検定のひとつです。2017年には年間受験者が350万人を超え、様々な国への進学や、就職採用の基準ともなっている国際的認知度の高い英語テストです。

 

◇IELTSの試験科目は4セクション

IELTSの試験は次の4セクションで構成され、それぞれの科目が1~9のバンドスコア(0.5刻み)で採点されます。そして、4セクションの平均値から総合評価であるオーバーオール・バンドスコアが算出されます。

 

◇目的に合わせた2種類のモジュール

IELTSには、大学や大学院への進学向けの「アカデミック・モジュール(以下、アカデミック)」と、学業以外の研修や移住申請に必要な「ジェネラル・トレーニング・モジュール(以下、ジェネラル)」の2つのテストタイプがあります。

 

試験科目や時間などはどちらも同じですが、リーディングとライティングの試験内容が異なるため注意が必要です。

 

2つのテストタイプの違いについては、「IELTS 種類」の記事で詳しく解説しておりますので、そちらの記事も併せてご覧ください。

 

IELTSといえばオーストラリア!留学・就職・移住先にオーストラリアを選ぶべき6つの理由

IELTSは世界中の様々な国への留学や就職、移住の際に役立つ試験ですが、留学や移住先に選ぶならオーストラリアが特におすすめです。

 

この項目では、留学・就職・移住先にオーストラリアを選ぶべき6つの理由を紹介します。

 

◇留学から就職・移住まで、多くの選択肢がある

IELTSは、オーストラリア国内の900以上の機関で英語力認定試験として採用されているので、それぞれの目的に応じた様々な必要条件をクリアした上で、さらに必要なIELTSのスコアを取得することで、留学、就学、移住など選択肢が広がっていきます。

 

◇教育機関のレベルが高く、質の良い教育が受けられる

オーストラリアの教育機関は、質が高いことで有名です。大学の数は43と少ないですが、「QS世界大学ランキング(2019年)」によると、100位以内に7校がランクインしています。日本の大学は774校中5校のみという数字からも、オーストラリアの教育機関のレベルの高さが伺えます。

 

◇最低賃金が高い

オーストラリアは、日本と比較して最低賃金が高く設定されています。法律で定められている最低賃金は、時給19.49豪ドルまたは週給740.80豪ドルとされています(2019年11月現在)。

 

ざっくりと日本円に換算すると、時給1,461円、週給55,560円となります。

※1豪ドル75円で計算。

 

◇治安が良く、安心して暮らせる

オーストラリアは、海外の他の国と比べると治安が良く(外務省の海外安全ホームページでも確認できます)、安心して学業や仕事に励むことができます。また、イギリスの経済誌「エコノミスト」で発表された世界の住みやすい都市ランキング(2018年)では、オーストラリアの都市が複数ランクインしています。

 

◇多民族国家のため、外国人もなじみやすい

オーストラリアは、世界中の国から多くの留学生や労働者、移民を受け入れている多民族国家で、外国人もなじみやすい環境であるといえます。また、新日家が多いともいわれているので、日本人にとっても過ごしやすい国でしょう。

 

◇温暖な気候で過ごしやすい

オーストラリアは、土地が広いため地域によって差はありますが、年間平均気温が17.9℃と比較的過ごしやすい気候です。ケアンズやダーウィンは年間を通して気温の変化はありませんし、シドニーは晴天の日が多く、カラッとしているので、夏場でも日陰に入れば気持ちよく過ごせます。

 

IELTSでオーストラリア留学・就職・移住!それぞれの必要スコア目安

留学、就職、移住、それぞれの目標によって必要なIELTSスコアは異なります。ここでは、それぞれのシーンにおけるIELTSスコアの目安をご紹介します。

 

◇IELTSでオーストラリアの大学に入学する場合

大学に入学する場合は、アカデミックのスコアが必要です。大学や学部によって必要なスコアは異なりますが、一般的には6.0~6.5以上が目安となります。詳細はそれぞれの大学HPを確認するようにしましょう。

 

◇IELTSでオーストラリアの大学院に入学する場合

大学院に入学する場合にも、アカデミックのスコアが必要です。入学基準は大学より高く、概ね6.5以上、場合によっては7.0以上のスコアが必要な場合もあります。

 

◇IELTSで専門学校に入学する場合

専門学校への入学には、アカデミックのスコアが必要です。オーストラリアにはTAFEと呼ばれる公立の職業訓練学校と私立の専門学校がありますが、いずれも必要スコアは概ね5.0~5.5となります。

 

◇IELTSでオーストラリアに就職する場合

就労ビザ取得には、ジェネラルのスコアが必要です。ビザのタイプによって必要スコアは異なりますが、概ね5.0以上とされています。ただし、就職の際に企業が求めるスコアはビザの基準以上になる場合がほとんどなので、注意が必要です。

 

◇IELTSでオーストラリア移住(永住権を取得)する場合

永住権を取得してオーストラリアへ移住する場合は、ジェネラルのスコアが必要です。IELTS全セクションで6.0以上のスコアが必須条件となります。

 

◇【番外編】IELTSスコア取得のため、オーストラリア留学をする場合

一般の語学学校へ通う場合には、IELTSスコアは必要ありません。学生ビザやワーキングホリデービザ、観光ビザでオーストラリアに入国し、語学学校でIELTSの試験対策コースで進学や就労に必要なスコアを目指すのも選択肢のひとつです。

まとめ~IELTSがあれば、オーストラリアでも活躍できる

オーストラリアは教育レベルも高く、最低賃金も高いため、進学や就職先におすすめの国です。また、治安が良く、多民族国家であるため、日本人にとっても非常に過ごしやすいといえるでしょう。

 

オーストラリアへ進学・留学・移住をするためには、IELTSスコアで十分な英語力が備わっていることを証明する必要があります。目的に応じて必要スコアは異なりますので、しっかりと目標を定めて学習を進めていきましょう。

 

IELTSについてさらに詳しい情報は、IELTS公式サイトexternal iconをご覧ください。

 

IELTS試験のお申込みexternal icon  IELTS試験対策をみるexternal icon