【IELTSライティング対策】タスク2のエッセイを書くための5ステップ

by IDP IELTS — 5月 18th, 2021

IELTSのライティングテストは独学で対策することが難しく、スコアが伸び悩んでいる方も多いのではないでしょうか。本記事を読めば「エッセイを効率よく書くための5ステップ」と「効果的なライティング対策法」を知ることができます。ライティングテストでスコアアップしたい方は必見です!

≪目次≫

■IELTSライティングテストのタスク2について

「アカデミック・モジュール」とは

「ジェネラル・トレーニング・モジュール」とは

 

■エッセイを効率よく書くための5ステップ

ステップ1. 設問で問われている内容を整理する

ステップ2. 賛否両論の論拠を整理し、自分の立場を決める

ステップ3. エッセイの構成を考える

ステップ4. エッセイを書く

ステップ5. エッセイを見直す

 

■ライティング力を上げるための効果的な対策法

・接続表現を覚える

・複文の使い方を理解する

・語彙力をつける

 

■まとめ

IELTSライティングテストのタスク2について

IELTSには「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の2つの試験のタイプがあり、目的に応じて選択することができます。

 

「アカデミック・モジュール」とは

 

海外の大学や大学院への留学、または就職を目指す方向けのテストです。

 

「ジェネラル・トレーニング・モジュール」とは

 

オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、英国への移住または英語学習の一貫としての受験を希望している方向けのテストです。

両モジュールのライティングテストのタスク2では、250 words以上のエッセイを書くことが求められます。設問で問われる内容に答える形で、テーマに関するさまざまな立場の意見、根拠、事例をあげなければいけません。

 

「英語のエッセイの書き方がいまいちわからない」
「段落ごとに何を書くか迷う」
「自分の意見を上手く伝えられない」

 

とお悩みの方のために、本記事では両モジュール共通で使える「エッセイを効率よく書くための5ステップ」をご紹介します。

エッセイを効率よく書くための5ステップ

以下でご紹介する「5ステップ」に沿ってエッセイを作成することで、設問で問われている内容に効率よく解答できるようになりますよ。ぜひお役立てください!

 

ステップ1. 設問で問われている内容を整理する

 

エッセイを書き始める前に設問を注意深く読み、問われている内容をしっかりと理解しましょう。本記事では以下の例題を使って解説していきます。

*****

Example question: 

Some people think that wild animals should not be kept in zoos. Others believe that there are good reasons for having zoos.

Discuss both these views and give your own opinion.

(野生動物は動物園で飼育されるべきではないと考える人もいれば、動物園には正当な存在理由があると考える人もいる。両方の立場について議論し、自分の意見を述べよ。)

*****

設問から、エッセイでは以下の3点について記述しなければいけないことがわかります。

 

  1. 野生動物は動物園で飼育されるべきではないという意見
  2. 動物園の存在には正当な理由があるという意見
  3. 自分の意見

 

上記3点すべてが含まれていないと、どんなに良いエッセイを書いてもバンドスコアで7.0以上を取ることができません。 設問をよく読み、エッセイで議論すべき内容を整理しましょう。

 

ステップ2. 賛否両論の論拠を整理し、自分の立場を決める

 

設問のテーマについて自分がどのように考えているか、自分の立場を明らかにしましょう。上記の例題で考えると、動物園の存在に賛成なのか反対なのか、どちらの立場でエッセイを書くのかを決めます。

 

そのためには、まず賛否それぞれがどのような論拠で意見を述べているのか整理し、自分はどちらの立場を選ぶかを決めます。この整理なしに適当に自分の立場を決めてしまうと、途中で意見が変わってしまうこともあります。エッセイを書いている最中に自分の立場を変えることがないよう気をつけましょう。

 

ステップ3. エッセイの構成を考える

 

エッセイに入れるべき3点(例題の場合:動物園に賛成の意見、動物園に反対の意見、自分の意見)をどのように展開するのかを整理します。読者(IELTSの場合は採点者)に伝わりやすいエッセイを作成するには、以下の構成で書くことをおすすめします。それぞれのメリットとともに見ていきましょう。

 

段落1(序論)で自分の立場を明らかにする

メリット:読者がエッセイの方向性を理解しやすくなる

 

段落2で賛成意見を書く

メリット:主な賛成意見を漏れなく入れことができる

 

段落3で反対意見を書く

メリット:主な反対意見を漏れなく入れことができる

 

段落4で自分の意見、その根拠、提案などを書く

メリット:自分の意見・立場を明確に書くことができる

 

段落5(結論)で再度自分の主張を書く

メリット:エッセイを適切にまとめることができる

 

また、読者が読みやすいエッセイにするために、段落と段落の間には1行スペースを入れましょう。

 

ステップ4. エッセイを書く

 

いよいよエッセイを書き始めます。以下はサンプルエッセイです。

 

【段落1(序論で自分の立場を明らかにする)】

 

Wild animals are kept in zoos all over the world. At present, zoos are a tourist attraction in many countries and need wild animals to attract visitors. I think that wild creatures should not be kept in zoos and there should be alternative ways to see them.

 

(世界中の動物園で野生動物が飼育されている。現在多くの国では動物園は観光客の魅力となっており、来園者を惹きつけるためには野生動物が必要とされている。私の考えでは、野生動物は動物園で飼育されるべきではなく、他の手段で観察されるべきである。)

 

【段落2(賛成意見を深掘りする)】

 

There are many good reasons for having zoos in our cities. Most importantly, they attract tourists and make money for the city. Visitors get a chance to see wild animals that they would not see unless they travelled far away. Rare species, like Chinese panda, or Indian tiger, or African rhino for example, are endangered and if we had no zoos they would die. Zoos care for these animals and give us a chance to see them. Therefore, we cannot underestimate the educational importance of zoos.

 

(都市において動物園の存在には多くの正当な理由がある。最も重要なことは、動物園が観光客を惹きつけ、都市に経済効果をもたらすことである。来園者は遠方まで旅行しないと見ることのできない野生動物に出会う機会を得ることができる。中国のパンダ、インドのトラ、アフリカのサイなどの珍しい種は絶滅の危機にさらされているので、動物園がなければ死に絶えてしまう。動物園はこれらの動物を飼育し、出会う機会を私達に与えてくれる。したがって、私達は動物園での教育的価値の重要性を過小評価できない。)

 

【段落3(反対意見を深掘りする)】

 

However, many people feel that wild animals should be free. They should not be kept in cages and small areas in zoos. This is a pain for animals and they often die because they are not in their natural habitat. We frequently see news stories about rare animals dying in zoos or getting sick because the area is not big enough or suitable for wild animals like lions or polar bears. Also, these animals are unhappy and sometimes attack humans. Caging wild animals is unhealthy for the animals and is cruel. 

 

(しかしながら、多くの人は野生動物が自由であるべきだと感じている。動物は動物園の檻や狭い場所で飼育されるべきではない。これは動物にとって残酷なことであり、本来の生息地にいられないために死に至ることもしばしばある。飼育場所の大きさが不充分であったり、飼育環境が不適切であることが要因で息絶えたり、病気にかかるライオンやホッキョクグマなど希少動物のニュースを頻繁に目にする。また、これらの動物は不満を感じるようになり、ときには人間を攻撃することもある。野生動物を檻に閉じ込めるのは動物にとって有害であり、残忍なことである。)

 

【段落4(自分の意見、提案を深掘りする)】

 

Both views put forward valid points, however, I strongly believe that zoos are no place for wild animals. If animals need to be cared for, they should be looked after in their natural habitat in game parks or wildlife reserves. Governments should look after the precious wild animals in their country and should close down zoos that profit from them.

 

(双方の考えは根拠のある視点を提示しているが、動物園は野生生物にとって適した場所ではないと私は強く思う。もし動物達の世話が必要なら、本来の生息地、自然動物保護区、もしくは野生動物保護区で行われるべきだ。政府は国の貴重な野生動物の世話をし、利益を得ている動物園を閉じるべきである。)

 

【段落5(結論として再度自分の意見を述べる)】

 

In conclusion, although people believe that zoos are good places to keep wild animals because they can earn money and educate people, I feel that we do not need zoos anymore. As far as I am concerned, wild animals should be set free.

 

(動物園は経済効果や教育的価値を与える理由から、野生動物を飼育する場所として適切だと信じる人もいるが、私の結論として、動物園はもはや必要でないと感じる。動物が自由であることを知ることこそ、幸せだと感じられるからだ。)

 

ステップ5. エッセイを見直す

 

エッセイを書きおえたら、スペルミスや文法ミスがないか見直しましょう。エッセイを読み返すことで、ケアレスミスを防ぐことができますよ。また、設問で問われていることにすべて答えたか、5つの段落に分けたかなども確認しましょう。

 

本記事のサンプルエッセイの中で間違えやすい箇所をいくつか抜粋しました。冠詞が抜けていないか、動詞の時制や活用は正しいかを見直すようにしましょう。

 

冠詞

 

Most importantly, they attract tourists and make money for  the  city

(最も重要なことは、動物園が観光客を惹きつけ、都市に経済効果をもたらすことである)

 

visitors get a chance

(来園者が機会を得る)

 

主語と動詞の形の一致

 

because they are not in their natural habitat

(本来の生息地にいられないために)

 

前置詞

 

wild animals in their country

(彼らの国の野生動物)

 

複数形

 

We frequently see news stories

(私達はニュースを頻繁に目にする)

 

句読点

 

Most importantly,they attract tourists and make money for the city.

(最も重要なことは、動物園が観光客を惹きつけ、都市に経済効果をもたらすことである)

ライティング力を上げるための効果的な対策法

エッセイを効率よく書くための5ステップをご紹介しましたが、ここからはIELTSの評価基準を参考に、ライティング力を上げるための具体的な対策法をご紹介します。英語のライティング力は短期で上がるものではありません。IELTSを受ける予定がある人はなるべく早めに対策を開始し、長期的に英語のライティング力を上げていきましょう。

 

・接続表現を覚える

 

接続表現で文章と文章を繋ぐことでエッセイが論理的で読みやすくなり、自分の意見がスムーズに伝わるようになります。以下の表ではエッセイで役立つ接続表現をまとめました。IELTSを受ける際の参考にしてください。

 

  • on one hand(一方では)
  • whereas(〜であるのに、〜に反して)
  • on the other hand(他方では)
  • because(なぜならば)
  • another(もう一つの、別の)
  • simillarly(類似して、同様に)
  • however(しかしながら)
  • nevertheless(〜にもかかわらず)
  • despite(〜にもかかわらず)
  • consequently(その結果、したがって)
  • although(だけれども)
  • In conclusion(その結果、したがって)
  • regardless(にもかかわらず)
  • in addition(さらに)
  • for example(たとえば)
  • as a result(結果として)
  • therefore(それゆえに、したがって)
  • undoubtedly(確かに、間違いなく)

 

サンプルエッセイで使った接続表現を一部抜粋します。

 

Both views put forward valid points, however, I strongly believe〜

(双方の考えは根拠のある視点を提示していますが、私は〜だと強く思います。)

 

However, many people feel that〜

(しかしながら、多くの人々は〜だと感じています。)

 

・複文の使い方を理解する

 

英文法における「単文」とは、1つの節(S+Vの組み合わせ)が含まれる文です。一方「複文」とは、2つ以上の節が含まれる文です。

 

単文:I recognized him.

複文:I recognized that he is my old friend.

 

複文では、recognizedした詳細が書かれていますね。このようにシンプルな文章に「誰が」「何を」などの情報を付け加えた文章にすることで内容に厚みができ、ハイスコア取得に繋がります。

 

・語彙力をつける

 

エッセイは自分の考えを相手に伝えるコミュニケーション手段なので、相手に伝わらなければ意味がありません。スペルや意味を充分理解している単語を使うことで、相手にも充分伝わる文章を作成することができるのです。

 

相手に伝わる文章を書くためには、ボキャブラリーを増やし、さまざまな語句を適切な用法で使いこなせるようにするしかありません。エッセイの中で豊富なボキャブラリーを使うことで、IELTSライティングテストの評価基準である「語彙力」を採点者にアピールすることにも繋がりますよ。

 

サンプルエッセイで使ったボキャブラリーの一部を抜粋します。

 

名詞

  • tourist attraction  (観光スポット、呼び物)
  • alternate ways  (別の方法)
  • rare species  (希少種)
  • natural habitat  (自然生息地)

 

熟語

  • to be cared for  (世話をすること)
  • close down  (閉じる)
  • make money  (稼ぐ)
  • chance to see  (見る機会)
  • looked after(世話をした)

まとめ

IELTSライティングテストのタスク2で「エッセイを効率よく書くための5ステップ」と「効果的な対策法」はおさえられましたか?今一度おさらいしてみましょう。

 

エッセイを書くための5ステップ

ステップ1. 設問で問われている内容を整理する

ステップ2. 異なる意見の論拠を整理し、自分の立場を決める

ステップ3. エッセイの構成を考える

ステップ4. エッセイを書く

ステップ5. エッセイを見直す

 

効果的な対策法

  • 接続表現を覚える
  • 複文の使い方を理解する
  • 語彙力をつける

 

5ステップは本番ですぐに使える一方で、英語のライティング力はすぐに身につくものではありません。IELTSの過去問などでエッセイを書く練習をし、長期的に対策をしましょう。

 

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※こちらの記事はIELTS公式サイトの試験対策ページ(英語)を参考に日本語で分かりやすくまとめて掲載しています。

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