【IELTSライティング対策】タスク1でスコア7.0以上を取るコツ

by IDP IELTS — 4月 6th, 2021

IELTSアカデミック・モジュールのライティングタスク1では、データを読み取り自分の言葉で説明する力が試されます。「データをどのように説明すればよいかわからない」「バンドスコアが伸びにくい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、IELTSアカデミック・モジュールのライティングタスク1で7.0以上を目指す方のために、解答の流れやコツ、英作文で使える表現などをご紹介します。バンドスコア7.0以上を目指す方は必見です!

≪目次≫

IELTSのモジュールについて

ステップ1:「図表の説明文」を読む

ステップ2:「指示文」を読む

ステップ3:図表を見る

ステップ4:「導入文」を書く

ステップ5:「概要」を書く

まとめ

IELTSのモジュールについて

IELTSには「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の2つの試験のタイプがあり、目的に応じて選択することができます。

 

「アカデミック・モジュール」とは

 

海外の大学や大学院への留学、または就職を目指す方向けのテストです。

 

「ジェネラル・トレーニング・モジュール」とは

 

オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、英国への移住または研修を希望している方向けのテストです。

 

どちらのモジュールも、ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの4技能試験です。リスニングとスピーキングテストの内容は両モジュール共通ですが、ライティングとリーディングテストの内容はモジュールごとに異なります。

 

アカデミック・モジュールのライティングテストでは、2つのタスクが出題されます。

 

タスク1

 

提示される図表を見て、データを分析・比較し説明する。または物事のプロセスの説明として、何がどのように作用するのかを説明する。読み取ったデータを客観的に伝える力が求められる。(150 words以上)

 

タスク2

 

一般的な時事問題(環境、移民、文化、テクノロジーなど)に対しての意見を述べる。根拠や例を挙げて比較・検討しながら論理的に主張を展開する力が求めらえる。(250 words以上)

 

本記事では「アカデミック・モジュール」の「タスク1」の対策について掘り下げてお伝えします。

 

IELTSライティングタスク1の流れ

 

タスク1では、提示される図表からデータを読み取り、自分の言葉で説明します。データを正しく読み取り、客観的な文章で伝える力が試されます。タスク1の解答の流れは以下の5ステップで行うことをおすすめします。

ステップ1:「図表の説明文」を読む

ステップ2:「指示文」を読む

ステップ3:図表を見る

ステップ4:「導入文」を書く

ステップ5:「概要」を書く

バンドスコア7.0以上を取るために、それぞれのステップで何をすればよいかを解説していきます。

ステップ1:「図表の説明文」を読む

タスク1の設問として「図表の説明文」が添えられています(設問によっては「図表の説明文」がない場合もあります)。まずは下記のような「図表の説明文」をよく読み、これから見る図表が何を描写しているのかを把握しましょう。

 

「図表の説明文」の例:

The graph below shows the percentage of people who use trains.

ステップ2:「指示文」を読む

「図表の説明文」の下に、英作文に関する「指示文」があります。英作文に何を書くべきかが記載されているので、しっかりと読みましょう。

 

「指示文」の例:

Summarise the information by selecting and reporting the main features and make comparisons where relevant.

ステップ3:図表を見る

  • Table (表)
  • Chart (各種の地図や図表)
  • Diagram(略図)
  • Process (工程・手順)
  • Graph (グラフ)
  • Map (地図)

図表から読み取ったデータを英作文にまとめていきます。

ステップ4:「導入文」を書く

いよいよ英作文スタートです。最初に「導入文」を書きます。

 

「導入文」とは、英作文の冒頭の1文を指します。英作文全体が何について書かれているかを読み手(この場合は採点者)に伝える役割をもちます。

 

タスク1における「導入文」の重要なポイントは以下の2つです。

 

①1文で簡潔にまとめているか

 

2つ以上の図表が提示された際は2文になってしまってもよいので、必ずすべての図表について述べましょう。

 

②「図表の説明文」を言い換えているか

 

基本的に、導入文は「図表の説明文」を言い換えて作成します。自分の言葉に置き換えて説明することが大切です。

 

質のよい導入文を書くコツ(質の良い導入文を書く3つのコツ)

 

よい導入文を書くコツとして「やってよいこと(OK)」と「やってはいけないこと(NG)」をまとめました。

 

<明快な導入を書く>

OK:論旨を表わす明快なキーワードを用いる

(例)日時、国、性別など

NG:キーワードを、図表内に記載されていない誤った類義語に変える

(例)unemployed females→unemployed girls

 

<図表の説明文の言い換え方>

OK:「図表の説明文」を別の言葉(自分の言葉)に言い換える

(例)The graph below shows the percentage of people who are unemployed through 1970-2000.

The graph is about the percentage of unemployed people over three decades from 1970 to 2000.

NG:「図表の説明文」で使われている言葉をそのまま導入文として使う

(例)The graph below shows the percentage of people who are unemployed through 1970-2000.

The graph is about the percentage of people who are unemployed through 1970-2000.

 

<複数の図表がある場合>

OK:すべての図表について説明する

NG:1つの図表についてしか説明しない

 

導入文の例

図表の種類別に、導入文の例をご紹介します。IELTSで使える表現に注目し、試験本番で使いこなせるようにしましょう。

 

Table(

 

The table illustrates employment numbers in Australia over a thirty-year period from 1970 to 2000.

(この表は1970年から2000年までの30年間にわたる、オーストラリアにおける雇用人数について描写しています。)

 

☆使える表現☆

The table illustrates〜numbers
(この表は〜の数を描写しています)

 

Chart(

 

The chart compares the number of cars that were made in France, Germany and Norway over a decade from 2000 to 2010.

(この図は2000年から2010年の10年間に、フランス、ドイツ、ノルウェーで製造された自動車の数を比較しています。)

 

☆使える表現☆

The chart compares the number of 〜

(この図は〜の数を比較しています)

 

Diagram(略図

 

The diagram shows how car parts are assembled.

(この略図は、自動車の部品をどのように組み立てるかを表わしています。)

 

☆使える表現☆

The diagram shows how〜

(この略図は、どのように〜かを表わしています)

 

Process(工程

 

The cycle shows how man-made fibres are produced.

(この循環図は、どのように化学繊維(人造繊維)が生産されているかを表わしています。)

 

☆使える表現☆

The cycle shows how〜

(この循環図は、どのように〜かを表わしています)

 

Map(地図

 

The maps illustrate changes in an English village over a century from 1915 to 2015.

(これらの地図は、1915年から2015年までのイギリスのとある村の変化を描写しています。)

 

☆使える表現☆

The maps illustrate changes in〜

(これらの地図は〜の変化を描写しています)

 

Graph(グラフ)

 

The graph presents data from Ireland showing cinema attendance in major cities in 2016.

(このグラフは、アイルランドが作成した、主要都市における2016年の映画鑑賞者のデータを示しています。)

 

☆使える表現☆

The graph presents data showing〜

(このグラフは、〜を表わすデータを示しています)

 

Two charts(2つの図)

 

The pie chart shows the main energy resources used to generate power in a town in Australia, while the table shows how much energy was consumed by the community in 1989.

 

(円グラフは、オーストラリアのとある町で発電に使われていた主要なエネルギー源を表わし、一方表は、1989年にこの地域でどのくらいのエネルギーが消費されていたかを表わしています。)

 

☆使える表現☆

A shows〜, while B shows….

(Aは〜を表わし、一方Bは….を表わしています)

ステップ5:「概要」を書く

「概要」とは、図表から読み取った情報を自分の言葉で説明するための文章を指します。

 

自分の主観的な意見としての「結論」を書く必要はないことを覚えておきましょう。あくまでも「図表から読み取れる客観的な情報」を説明するようにしてください。

 

質のよい「概要」とは?

 

質のよい「概要」を書くために、まずは「概要」の完成度によってバンドスコアがどのように上がっていくかを理解しておきましょう。

 

【バンドスコア4.0の概要】

  • 説明しようとしている意図は伝わるが、内容が適切ではない
  • すべての「主要な特徴」を記載していない

 

【バンドスコア5.0の概要】

  • 情報を挙げることはできているが、取捨選択が不充分である
  • 「主要な特徴」について記述はされているが、図表に裏付となるデータがない

 

【バンドスコア6.0の概要】

  • 適切な情報を選択した上で「主要な特徴」を挙げることができている

 

【バンドスコア7.0の概要】

  • 「主要な特徴」について明確に記述している

 

質のよい概要に必須な「主要な特徴」とは?

 

バンドスコア7.0以上の概要には「主要な特徴」が適切に含まれている必要があります。「主要な特徴」とは、図表から読み取れる以下のようなデータを指します。

 

  • 数値
  • 固有名詞
  • 傾向
  • 変化
  • 割合
  • 展開
  • 段階

 

「主要な特徴」は図表から読み取れるデータによって異なります。たとえば、図表が5ヵ国に関するデータを表わしていた場合、該当する5ヵ国が「主要な特徴」を分析する対象になります。1ヵ国でも見落としてしまうと、説明は不完全なものとなり、バンドスコア4.0と評価されます。

 

また「主要な特徴」を裏付けるためには、図表から読み取れるデータ”のみ”を使う必要があります。図表のデータを使わずに”なんとなく”「主要な特徴」を説明してしまった場合、バンドスコアは5.0と評価されます。

 

「図表に数値がたくさんあって、どれが主要な特徴なのかわからない!」という方のために、主要な特徴の例を挙げていきます。図表からデータを読み取る際の参考にしてください。

 

例1:5つのタイプの燃料を示す円グラフの場合

 

円グラフから読み取るべき「主要な特徴」

 

  • 5つのタイプの燃料それぞれの名称
  • 最も使われている燃料、その割合
  • 最も使われていない燃料、その割合

 

例2:50年前と現在の町を示す地図の場合

 

地図から読み取るべき「主要な特徴」

 

  • 施設、道、橋などの名称
  • 変化したもの (撤去や移動、新しくできた建物など)
  • 変化していないもの

 

例3:7つの段階の工程の場合

 

工程から読み取るべき「主要な特徴」

 

  • 7つの段階がそれぞれ何を表わすか
  • 工程で使われる材料や機器
  • 工程に新たに追加するとしたら、どのような段階を追加できるか

 

例4:3つの製品に関する3年間の調査結果を示す図の場合

 

図から読み取るべき「主要な特徴」

 

  • 3つの製品それぞれの名称
  • 「3年間」という期間
  • 最大値、最小値、増減、変化した箇所、変化していない箇所

 

質のよい概要を書くコツ

 

よい概要を書くコツとして「やってよいこと(OK)」と「やってはいけないこと(NG)」をまとめました。

<データの使用方法>

OK:図表から読み取れるデータのみを使用する

※グラフの場合は、軸が表わすものと数値の大きさを注意深く確認しましょう

NG:図表のデータを使わずに”なんとなく”説明している、または独自の計算で数値を出している

 

<文章の組み立て方>

OK:接続詞を使い文章を論理的に組み立てている

(例)Overall, To summarise, In summaryなど

NG:数値のみで説明し、文章になっていない

 

<情報のまとめ方>

OK:情報の傾向を分析できている

※全体で増減、変動はあるのか?最高、最低値はあるのか?など

NG:情報の傾向を分析せず、すべてのデータを並べている

(例)In 1992, it was 2%. In 1993, it was 3%. And in 1994, it was 6%…

 

<数値の表記方法>

OK:コンマを使い正しい数字の書式で記述する

(例)10,000

NG:コンマを使わずに数字を記述する

(例)10000

 

<データの予測>

OK:図表に「将来に関する予測」が含まれていた場合、その傾向についても伝える

NG:図表に「将来の予測」が含まれていても、その傾向を伝えない

 

概要の例

 

図表別に、概要の例をご紹介します。各概要の「主要な特徴」に注目して読んでみてください。

 

Table(

 

Overall, it can be clearly seen that the numbers of people employed have increased over the period, whereas the unemployed figures have remained stable.

 

(全体を見てみると、この期間に非雇用者の数値に変化はありませんが、雇用人数は明らかに増加傾向にあります。)

 

Chart(

 

In brief, Germany was the major producer of vehicles over this period followed by France and Norway.

 

(まとめると、この期間はドイツが車両の主要な製造国であり、フランスとノルウェーがその後に続きました。)

 

Diagram(略図

 

It can be seen that there are four main stages to car manufacturing. To be specific, these are moulding, machining, joining and shearing.

 

(自動車を製造するのに主に4つの段階があることがわかります。具体的にいうと、成形、機械加工、接合、剪断加工です。)

 

Process(工程

 

It can clearly be seen that there are six steps involved in the production of cloth starting with the raw materials and ending with the final product.

 

(原材料から最終的な製品に仕上がるまでの布の製造工程には、6つの段階があることがわかります。)

 

Map(地図

 

In summary, in one hundred years, the village has experienced major changes transforming it from a small farming village to an industrial town.

 

(要約すると、百年の間に、この村は小規模な農村から工業都市に大きく変化を遂げました。)

 

Graph(グラフ)

 

To summarise, it can be seen that the younger age groups visit the cinema most, whereas older people rarely attend.

 

(まとめると、高齢層がほとんど観賞していない一方で若年層が映画館を最も訪れていることがわかります。)

 

Two charts(2つの図)

 

Overall, by looking at the charts it can be seen that oil is used the most as an energy source in this town and that most power is required for domestic cooling.

 

(まとめると、この町では石油がエネルギー源として一番多く使われており、そのほとんどのエネルギーが家屋の冷房のために必要とされていることがこの図に表わされています。)

まとめ

IELTSアカデミック・モジュールのライティングタスク1のコツはわかりましたか?今一度ライティングタスク1の流れの5ステップをおさらいしましょう。

 

ステップ1:図表の説明文を読む

ステップ2:指示文を読む

ステップ3:図表を見る

ステップ4:導入文を書く

ステップ5:概要を書く

 

また、英作文のコツは以下のとおりです。

 

・導入文では「図表の説明文」を上手く言い換える

 

・概要では、図表から読み取れるデータのみを使い「主要な特徴」をまとめる

 

・ 概要に「結論」を書く必要はない

 

IELTSを受ける際は、ぜひ本記事で紹介した書き方や例を参考にしてください。

 

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※こちらの記事はIELTS公式サイトの試験対策ページ(英語)を参考に日本語で分かりやすくまとめて掲載しています。

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